IPA、よく見る字面ですけど、Iがなんの略なのかを知らない程度の酒飲みです。聞けば、India Pale Aleとのこと。その昔、アジア方面へ行く船乗りのための腐らない飲み物として、ホップを多めに醸造されたビールが始まり。なのでインディア。最近のクラフトビール界隈では人気のタイプなんだそうです。今ではその頃の製法だったりスタイルからは変わってきてて、醸造家により結構違いがあるそうですが、でもまぁ基本は苦味増量って意味合いなんだとか。
カンピオンエールさんのレシピだと、ゴールデンの倍程度のホップ、一般的な日本の大手メーカーのビールの数倍という量なんだとか。へー。
ということでぐびっと。
ほう、確かに比べると苦味がやや強い。苦味というよりも、全体的に味が強い印象。度数もやや強いとのこと。とは言ってもそれはBitterやGOLDENと比べるとって程度で、想像ほど苦くなく、Bitterで感じるトロピカル感は少し減って、柔らかな甘みと香り。
印象的なのは爽やかな酸味。苦味と合わせて印象をドライに倒す感じでしょうか。
(日本人的には、ビールのドライってアサヒスパードライのイメージがありますが、無論そんなことを言いたいわけじゃないんですけどどうしたもんかw)
一緒に飲んでたスコティッシュと比較すると、この酸味はやっぱり爽やか。癖は少なく、初心者向けの美味しさだなぁ。柑橘系の風情に終止します。
味の強さはツマミいらずでして、ワンパイントをだらだらと飲み続けるのに大変よろしい味でした。もともとペールエールは好きなので、そのもう一段階濃ゆいってのはストライクにも程がありましたよ、えぇ。
…
後日、BitterとIPAを並べて飲むの巻。
左がBitter、右がIPA。こうやって並べると、色の違いがよくわかります。ちなみにBitterはほぼ終了っぽいので、並べて飲めるのは今回は1ヶ月もなかったようです。
もうちょっと飲みたくて、ハーフでGOLDEN。
カンピオンエールさんではポイントカードがありまして、どのサイズを飲んでも1ポイント。8杯毎にビールが貰えるというかなり太っ腹なシステム。しかもサイズが増えていくように見えるけど、どういう制度なんだろう。
ということで、好みだったGOLDENをぐびり。
そういえば、初めて2階に上がりました。これまたまったりな空間。窓際を陣取れば、ほんのり聞こえる下町の喧騒。ブリティッシュな音楽と合わさって、妙にしっくり、居心地がいい。
思わず資料を広げてだらだらと仕事なんぞを始めたりしつつ、いやー幸せ。
…
その後、すっごい訛りと声のボリュームの(多分)オーストラリア人が中心の集団が来て騒ぎ始めて、えぇ風情も何もあったもんじゃなかったのですが。
(訛りは関係ないだろ、茨城人)
アジア圏なお店に行って店内がうるさいとかいうのは、野暮というか、まぁそういうものって諦めが肝心なのですが、アイリッシュパブとかってどの程度までの騒がしさが許容されるんですかね。
僕の持論で、バカはお店で声がでかいってのがあるのですが、酔っ払って声がでかいのはバカになるからってことでして、まぁそれはしょうがないというか事実バカですし。いや、あいつら入ってきた時から声がでかかったな。
まぁバカだなぁと思われない程度の姿勢は崩したくないなと思った宵の口なのでした。
Campion Ale
東京都台東区西浅草2-2-2
03-6231-6554
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