2014年7月23日水曜日

美丈夫 発泡ゆず酒 ゆずしゅわっ!!

美丈夫の新作、ゆずしゅわ!!です。

昨今、日本酒リキュール花盛りでございまして、各蔵元から色々な商品が展開されてます。なかなかそれらまでチェックしきれないというか、そもそも最近全然日本酒飲んでないだろうって話ですが、大好きな美丈夫の新作と聞けば飲まずにはいられません。

よーく冷やして開栓。

吹き出すほどではない発泡感。ゆずの酸味に甘みが加わったいい香り。

うん、甘い。軽い。発泡感がしっかりあるから、クドくなくてついついくいくい飲んでしまう味ですな。甘さの後にはほろ苦い香り。良いバランスですなぁ。女性向けな印象ですし、飲めばまぁそんなんですけど、それでもこのバランスだと甘いのやだって男性にも十分対応可能。

でもわりと甘味も苦味も余韻が残るから、乾杯よりは食前酒かな。

欠点は、美丈夫の感じは皆無なのことでしょうか。まぁはちみつまで入るとどうしてもそうなりますかねぇ。米の甘味も前面には出てこないですし。個人的にははちみつは入れずにドライなままで良かったんじゃないかと思うんですけど。

まぁお酒を飲み慣れてない人には、ぜひぜひオススメしたい一本でございました。






美丈夫 発泡ゆず酒 ゆずしゅわっ!!
有限会社 濱川商店
アルコール度数 6度


取手市 中村酒店さんで購入。

2014年7月21日月曜日

外飲みメモ:守谷ビアハイボール@守谷 鈴虎さん

ホルモンが食べたくてしょうがない夕刻、遠出すると車になるから飲めないし、こりゃどうしたもんかと思ってたのですが、守谷駅のすぐ側に鈴虎さんがあったことを思い出しました。ずいぶん久しぶりなのです。

鈴虎さんは豚ホルモンのお店で、この界隈では人気店の一つです。日本酒に関しては、僕も日頃お世話になってる取手の中村酒店さんから仕入れるのでなかなかのラインナップ。まぁここ最近は完全に焼酎モードなので日本酒に手が伸びないのですが。

そんな中、一度飲んでみるかと思ってたドリンクがありました。守谷ビアハイボールです。守谷の飲食店の皆さんが集った振興組合で昨年から町おこし的にやってるビールベースのカクテルで、守谷の飲食店では結構な数のお店が提供しています。なんせ守谷市にはアサヒビールさんがありますから、納得のコラボというわけでして。

ビールにブルーハワイ系+レモンでしょうか、鮮やかなグリーン。思ったよりも甘くなくて軽快。でも乾杯よりも二杯目以降のほうが良い味かな。なかなか美味しかったでござる。



レバテキ。久しぶりやなぁ、この手合のモノ。美味い。



写真撮るの忘れちゃってますが、他にも焼き物色々。ちなみに自分で焼いて食べることも出来ますし、お店の人にお願いして焼きあがったものを出してもらうことも出来ます。夏は暑いですから、目の前に火がないのはありがたい。デブにはなおさらありがたいことでした。


鈴虎
茨城県守谷市守谷2245-12 ラメール2階
050-5869-2508 (予約専用番号)
0297-44-4228 (お問い合わせ専用番号)

2014年7月15日火曜日

山間 特別純米 生原酒 にごり酒 11号 25BY

すごく久しぶりの日本酒は、山間のにごり酒。仕込み11号はにごりじゃないのもあるのですが、我が家は飲んでないから比較は出来ません。でも6号7号が同じスペックなので、間接的な飲み比べって感じでしょうか。

山間 特別純米 無濾過生原酒 6号 25BY
山間 特別純米 無濾過生原酒 7号 25BY


5月に鹿児島に行って以来、完全に舌が焼酎モードになってまして、未だに日本酒の夏酒を一本も飲んでないという状況。えぇ、世間では日本酒ブームとか言われてますけど、天邪鬼ってのは意図しなくても世間に背を向けるものなのですなぁ。


えー、にごり酒なのに飲む前に写真を撮るのを忘れてごめんなさい。えぇ、オリの量は約3cmってとこでしょうか。結構しっかりありました。


冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

発泡注意の札がかかってるからかなり注意してたのですが、実際には微発泡程度。開けただけではオリは舞わず、その点はやや拍子抜け。

でもまぁよく香ります。艶のある丸い香り、輪郭もはっきり。

濁りの量にしては、ドライな印象。甘みもしっかり感じるけど、切れも良いという良いバランス。旨味がジーンと残り、コメの香りが余韻。

至極当たり前の感想ですが、この余韻の米の味が、これまでの山間よりも優しいお酒の印象にしてくれます。これまでの凛とした感じで押し出してくる味が、柔らかく包むような感じに変わります。記憶に残る味という意味では濁ってない方がいいかもしれませんが、単純に美味しさ、特に米味の美味しさを味わうには、このオリは贅沢な要素なのでした。

山間はにごり酒でもその印象がぶれません。美味いなぁ。食中にサクッと飲めちゃう、でも満足度の高い濃密な味。人気があるのがよくわかりますな。しっかり冷やして、夏に爽やかに飲めるにごり酒なのでした。





山間 特別純米 生原酒 にごり酒 11号 25BY
新潟第一酒造株式会社
精米歩合 五百万石/こしいぶき 60%
アルコール度数 17度


取手市 中村酒店さんで購入。

2014年7月11日金曜日

キリンビール取手工場を訪ねて、2014初夏

ちょっと前にアサヒビールの守谷工場の見学に行ったのですが、それが楽しかったので今度はキリンビールに行こうと画策しておったのです。そしたらですね、柏のやまんさんがお店でハートランドを提供してることもあって、特別な社会見学にお誘い頂いたのです。


ハートランド。

僕の大好きな銘柄です。毎年夏に甥姪達とBBQをするのですが、そのときに用意するビールは必ずハートランドの樽。サーバーをレンタルして7L樽を飲み干しておるのです。

そんなわけですから、キリンビールの工場見学に行くならハートランドの時、そう、ハートランドツアーが希望だったのです。でも今回はその上を行く特別バージョン、やまんさん、キリンビールの営業さんありがとうなのでした。


内容は…えぇ、一介の素人が一緒にいてもいいんですかって話でして、工場長直々のお出迎えに始まり、社内用資料を使ったプレゼンまで。更にはわざわざハートランドのラインを動かしてもらって出来たて詰めたて作ってます的なこともあり、醸造担当の方に直接聞けちゃう質疑応答まで。

いや、ほんとただの酒飲みには分不相応な内容でした。写真も色々撮ったのですが、どこまで載っけていいいのかよく分かんないので全部なしにしておきます。


ハートランド。うまいよねぇ。

学生時代に初めて飲んだときは、てっきり海外ビールだと思ってました。きっとそんな人はいっぱいいるはず。
いつキリンビールの商品って知ったのか覚えてませんけど、私的ちょっと贅沢ビールの代表なのです。昔はプレミアムビールってヱビスくらいしかなかったですから、僕の中で贅沢するビールってこれなんですよね。

そんなハートランド、これまでCMは一切行ってなくて、口コミだけで人気が出てる、それどころかずっと右肩上がりのすごいやつなんだとか。ちょっと前まで全てのハートランドが取手工場で醸造されてたそうですが、今は他でも作るようになったんだそうです。でもまぁハートランド好きには聖地なんですよ、取手工場。


一般見学の時だとなかなか聞けないような、結構マニアックな質問とかもいっぱいさせてもらったのでした。いやー興味深かった。

そしてまぁそんなことはともかく試飲です。ついさっき詰めた瓶をわざわざ持ってきてくださいました。



すっごいうまい。いやほんと、こんなにはっきりと違いが判るとは思いませんでした。いつものハートランドの美味しさが底上げされてる感じ。エッジが効いていると言えばいいのか。香りの強さも格段に違います。鮮度が命って某社のコピーだったと思いますが、もちろんキリンさんでも同じことをおっしゃってます。そりゃ言いますよ、出来たてすげーもん。

そして少々ぬるくなっても美味しさが変わらない。適度な冷えはビールにとって超重要って思ってましたけど、本当に美味しいと温度変化に負けないんですねぇ。


他にも一番搾りのフローズンとか、ギフト限定のプレミアムな一番搾りとかも頂いて、お腹タポタポです。

あ、一番搾りフローズンってめっちゃ面白かったですよ。シャリシャリの泡と、それによって蓋をされた状態で美味しさ長持ちな飲み心地。夏に飲みたいですな。



見学コースには昔のポスターが飾ってありまして、これが一番古いやつ。これ以降はレトロなおねーさんのに変わっていきますから、やっぱおっさんではダメだったんでしょね、広告効果。



ということで、とても贅沢な機会に恵まれまして、やまんさん、とってもとってもありがとうなのでした。

2014年7月5日土曜日

外飲みメモ:龍宮・村尾・薩摩茶屋・八幡・田倉@柏 やまんさん

やまんさんの冷や汁があまりに美味しくて、夢に出るよねってネタ的に言ってたら本当に夢に出てきたってことでして、まぁ食べに行くわけなのです。

冷や汁ー。ほんとみんな一度食べるといいですよ、これ。感動にも程がある。



マグロのカマのスペアリブ的なのもたまらんですな。



他にも、異常に白菜が美味しいサラダとか、煮込みとか桜ユッケとかポテサラとか。まぁいつもどおり美味しいから酒が進んでしょうがない。


龍宮、炭酸割り。
毎度、ここで飲むのが一番美味しい。ちなみにこの日は龍宮の蔵元のご子息の誕生日。なのでそれを肴に乾杯なのでした。

村尾、ロックで。
こんなに濃かったっけ?まぁ瓶で買ったことはないから、記憶もそんなもんです。でももっとスマートな印象だった気がするんだけどなぁ。
溶けて解けたくらいがちょうどいい美味しさ。やまんさんは前日まで鹿児島に行ってて、村尾酒造さんと高良酒造さんに行ってきたんだそうです。なのでこの日はこの2蔵のお酒が破格の値段で提供中。

八幡、前割り。
濃いまままろやか。お湯より優しく、でも同じくらいまったりする。前割の水は鹿児島からわざわざ瓶詰めして運んできた仕込み水。まだ一日しか経ってないけど。それでも融和したとろみのある舌触りは前割の凄さを教えてくれるですよ。

薩摩茶屋、お湯割り。
まったり濃くて、熱めが旨い。薩摩茶屋も前割りがあったんですが、そっちは奥さんが飲んでたので僕はお湯割りにしたのです。村尾も美味しいけど、多分お湯で飲むには薩摩茶屋の方がパンチがあって好きな気がします。

田倉。お湯割り。
ちょっと優しすぎるなぁ。旨いけどちょっと物足りないかな。冷たいほうが美味しかったかもしれない。

龍宮かめ仕込み2013、ロック。
2013は未飲だったので、味見のロック。おぉ、何かちょっと知らない酸味みたいな味がある。ねっとり感よりもスッキリ。濃いけどスッキリ。

八幡ろかせず、お湯割り。
締めはろかせず。季節ものは季節の内に飲んどかなきゃいけんという話を実感してるので、なくなる前にぐびっと。


焼酎7杯か、よく飲んだなぁと思うんだけど、全く酔わなかった。ちがうか、心地よく酔うに留まったということかな。本日もごちそうさまでございました。


やまん
千葉県柏市東上町2-3
04-7163-6602

2014年7月1日火曜日

鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 WINE CELL 25BY

毎年の楽しみになった鳳凰美田のWINE CELLが、今年は生酒でやって来ました。

昨年までのWINE CELLの記事:
鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 WINE CELL 23BY
鳳凰美田 純米吟醸 WINE CELL 24BY

もともと試験醸造の23BYは生酒で出荷されてたのに、昨年の本製品になった24BYは火入れだったのです。美味しいけど最初ほどのインパクトはなくなってて、このお酒は生の方がいいのになーとか思ってたところの25BYは生酒。嬉しい限りです。

ちなみに精米歩合が変更になってて、昨年までの50%から今年は55%になってます。この違いがどのように出てくるのでしょうか。

このところ完全に焼酎モードに入ってしまっていて、夏酒を未だに一本も買ってないという近年稀に見る状況。そんなときでもこのお酒だけは楽しみだったのです。


冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

果実感のある爽やかな香り。なんで果実に感じるんだろうという不思議は毎度のことでも毎度驚く。

舌触りはなめらかでツルッと艷やか。艶があっても硬い感じではなくてとろみがあるような感覚。
口に入れて直ぐに軽い酸味と甘味の両者がバランスよく立つ。終盤に舌にまとわりつく軽いピリリとした刺激は、辛口の白ワインのようで、まさにWINE CELLの本領発揮でしょうか。それでいて、もう一度あとから湧く甘旨は、ワインよりも一段ふくよかな余韻。


イワシ刺し。
合うけど、格別感はないなぁ。そもそもこのお酒って何と合うんだろうか。まぁチーズとかそういうのとは合いそうだけど、もっと食事になるとどうなんだろう。

鯖の竜田揚げ。
うーん、結論としては、醤油とはそれほどなのか。

焼きしいたけ、醤油抜きかつお節。
この方が良い。野菜とのほうが相性が良いのかも。

焼きししとう。
同じく。同じ系統の甘さを足してくれると言いますか。


今年も美味しかったですし、昨年の火入れよりは今年の生酒の方がやっぱり好み。でも、最初の衝撃ほどの良い印象はないなぁ。

ちょっと甘さが強めに出て、爽やかさとのバランスになると初回の方が良かった気もします。精米歩合が5%上がったことによって、ちょっとずつ日本酒らしくなってきちゃってるのかもしれません。

まぁなんだかんだ言っても、美味しいから来年も買うんですけどね。





鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 WINE CELL 25BY
小林酒造株式会社
精米歩合 山田錦 55%
アルコール度数 16度


取手市 中村酒店さんで購入