2013年夏酒第7弾は、お初の銘柄、流輝の純米吟醸です。
初めての銘柄で最初に飲むのが夏酒というのは、変な先入観を持ってしまいそうでいやーんなんですけど、これは酒屋さんオススメでもあり、試飲した奥さんオススメでもあるので楽しみでございます。
ちょっと冷蔵庫にいれてる時間が短かったから、キンキンには冷えてないくらいで開栓。
程よく立ち上がる甘めの吟醸香。数字どおりです。
口に含むと、しっかり甘いけど、それが立たないようにしましたよって感じの軽さがある。確かに夏酒のスタンス。
酸はほんのりとしか感じず、しっかり味わうと舌の上で甘さがトロリとする。でもアタックがツルツルのおかげでさらりの喉に通る。最後にほんのりと刺激と苦味、これがまた甘さを掻き消す余韻になる。
もうちょっと冷えたほうが良さそうかな。
静岡酒っぽい感じのスマートさ。果物とかの感じはしないんだけど、大人しい旨みがにじり寄ってくる。
カツオとはあまり合わない。玉ねぎとか茗荷がダメなのかなー。薬味の香りばっかり立ち上がる。
イワシの刺身とはよく合う。イワシの旨みにツルツルの味と甘みがよく溶け合う。
奥さん曰く、試飲ではここまで苦くなかったとのこと。そして旨味ももっと奥ゆかしかったと。
よく冷やすという点も含めて、翌日以降を楽しみにするであります。もしかしたらエアレーターでも良い相性かな?
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3日目。
少しまったりした。夏らしさは少々影を潜めたけど、酒としては旨く変化したかな。
穏やかになり、甘さが舌の上で優しく湧く。それほど強くない甘さは、後味の軽い刺激が全体を引き締めることで、全然しつこく感じない。
鼻に抜くと吟醸香がふわりと。この点は初日よりわかりやすい。
ブリカマとあわせる。正しくは鰤まで大きくないワラサ。なので鰤ほど脂も乗ってなくて身の味が濃い。ほろほろの身に旨味が溶け込み良い感じ。
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7日目。
あー、もったいない、ちょっとだれてしまったなぁ。
ともあれ、初めての銘柄でしたが、なかなか興味深い一本でした。最近多い酸味を効かせたタイプと違って、穏やかで旨みがあり、でもぼんやりしないという食中酒としても良さげなクオリティ。
是非是非、定番酒も試してみたいものでございます。
流輝 純米吟醸 夏囲い 無ろ過生 24BY
松屋酒造株式会社
精米歩合 山田錦 60%
日本酒度 -4
酸度 1.6
印西市 酒のなべだなさんで購入。
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