浅草にある自家醸造ビールが飲めるお店、Campion Aleさんに行ってきました。
ビールは好きですが、それほど詳しいわけじゃないんです。むしろ我が家のビール党は奥さんでして、こちらのお店もどこで聞いたか調べたか、行ってみたいというお話なのです。
浅草駅からてくてく数分、かっぱ橋との中間くらいにお店はあります。
自家醸造ビール、ワインとかその他のお酒が少々にソフトドリンク。ちょっとおつまみ。
いろんな本で紹介されてるようですな。
そうか、ここで醸造してるから、これは浅草地ビールなのか。
ちょうどお客さんがいなくなったので、店内を奥から。風情がありますなぁ。これは1階で、2階でも飲めるそうです。
カウンターの後ろにはサーブタンク。これは350Lのタンクで、だいたい300Lくらいを仕込んでここに移すんだそうです。このタンクから直接サーバーに繋がってるから、鮮度という意味ではこれ以上ないわけでして。
スタートは軽めのものから。
左がWHEAT、要するに小麦で作ったビール。右はGOLDEN、柑橘系香る爽やかなものだそうです。
WHEAT。
酸味が特徴的で、分かりやすく軽め。ちょっとインパクトに欠ける味わいは、暑いときにぐびぐび飲むに最適でしょうか。僕はこんな感じでぼちぼち程度だったのですが、奥さんは気に入ってましたな。
GOLDEN。
香ばしさ全開。焼き海苔とかそんな風味にも感じる。香りは粉っぽいというよりは、生の穀物の香り、湿った印象で、あまり記憶に無い風情です。柑橘系の印象も確かにありますけど、それよりは穀物感の方が強いかな。美味しいなぁ。
次はちょっと濃い目で。左がSCOTTISH ALEでちょっと濃い目の香ばしい奴。右がBITTERで定番というかスタンダードなもの。
SCOTTISH ALE。
麦茶と同じくらいの麦香が立ち香。含むと焦げた香りが口中を支配して、それが次第に甘みというか旨味というか、口の中で味が消化されていく感じ。でも濃い味なのかと聞かれると、軽いと答えたくなるんよね、爽やかやし。でも色相応の濃さの満足度も同居してて非常に面白い。
ちょっと時間が経つと酸味が苦味の中に湧いてきて、さらに軽やかに。面白い。
ちなみにこれだけは1 Pintで飲んでて、他は全て2/3 Pintです。量の段階が親切ですな。
これは奥さんがメインで飲むから1 Pintを頼んでて、曰くアイリッシュビールはぬるくなってからの味の変化が楽しいから、1 Pintでまったり飲まないと損した気分とのこと。なるほどなー。
BITTER。
トロピカルな含み香。でも後味はビター、確かに。軽くてもパンチがあり、味の強さで炭酸を感じない。でもやっぱり残る香りは淡く香ばしく麦。どちらかと言うと、わかりやすいトロピカル感というよりはトロピカルフルーツのちょっと癖のある香りなのかな。
最後は黒いの、PORTERで締め。
ぐっと香りは控えめ。正統派の黒い奴。香りじゃなくて味に華やかさもあり、印象深い。そして味のバランスが良くて、他の4種と比べて完成度が高い印象。他のビールの方が面白い側面があるけど、旨さだけならこれが一番だった気がします。
相棒はミートパイとサラダ。美味しいけど、うーん、イギリスやねぇって感じのちょっとディスりたくなる味でもあるます。
偏見がガッツリ入ってると思うけど、アイリッシュパブで頼む料理って、手が込んだものほど味がぼんやりしちゃう気がするんですよね。多分、日頃のスリランカ、パキスタンカレーの複雑かつガツンと心地よいスパイスに慣れてるからなんだと思いますが。
基本的には常時3種類のビールが提供されてて、運が良いと今回みたいに5つのタンクが全てサーブされるということもあるのだそうです。
完成度はPORTER、好みは、うーん、決めきれないけどGOLDENかなぁ。でも面白さはSCOTTISH ALEがよかったし、あー、これはなかなかお気に入りを決めきれない。つまりはまた行って、その時のビールをグビグビ飲みたいものですなぁ。
ちなみに週末は12時から開いてて、今回も14時過ぎからのがっつり昼飲み。たまらんですなー。
Campion Ale
東京都台東区西浅草2-2-2
03-6231-6554
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