めったに書かない高級酒のお話。今回は鳳凰美田の中でも究極の一本、別誂至高でございます。
このお酒は、昨年開催された中村酒店さんの試飲会で初めて飲んで、いやまぁこれは素晴らしいと感服した記憶なのです。今回は改めてグビリと飲める幸せ、至福でございます。
試飲会の記事:
大吟醸立ち飲み試飲会@取手市 中村酒店
冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。
立ち香はいつもの鳳凰美田よりも優しく勢いは柔らか。でも一嗅ぎで判る美田香。吟醸香がもう一段凄みを増したかのような濃厚さ。
口に含むとトロリとした食感があり、ジュワッと甘みが広がる。和三盆のイメージがぴったりな、儚げな甘みがタップリと。
そのまま何一つ引っかかりがなく喉まで通過して、最後にフワッともう一度香って喉を通り抜ける。
余韻は意外と長くなくて、心地よく消えていく。この辺りのスマートさはアル添による調整なのかな。美しい余韻なのです。
ほんと、至高の名に相応しい佇まい。いわゆる高級日本酒の部類の中でも、完全に頭ひとつ抜け出てる素晴らしさでございます。
毎日飲みたいお酒とは全く違う、しみじみとこの味を楽しむためのお酒としては、真っ先にこの一本が浮かぶようになってしまうのでした。
鳳凰美田 大吟醸原酒 別誂至高 雫絞斗瓶取り 25BY
小林酒造株式会社
精米歩合 山田錦 35%
アルコール度数 17度以上18度未満
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