2014年3月25日火曜日

薄墨桜 純米 蔵出ししぼりたてピッチピチ生原酒 25BY

達磨正宗で有名な白木恒助商店さんの薄墨桜です。

昨年ひやおろしを飲んだのですが、美味しいけど格別というほどでもなく、瓶とかちゃんと写真もなかったことから個別のポストをしなかったんですね。

ひやおろしを飲んだ時:
外飲みメモ:喜久醉・太平海・鳳凰美田・薄墨桜、長良川鵜飼いと天然鮎の塩焼き弁当@川原町泉屋


まぁそんなわけで私的にはぼちぼち程度の評価だったんです。ところが先日、横浜君嶋屋さんにおじゃました際にこのお酒を見つけ、なんか妙に気になったんですね。でもその時は他に優先すべき銘柄もあり断念したのです。

その後、その時に君嶋屋さんで購入した亀齢があまりに美味しくて、追加で発送をお願いしたのですが、その際になんか他にも入れときます?って聞いてもらったので、それならとお任せで一本お願いしたのです。そして届いた箱を開けたらこれ。

えー、なんで知ってるんですが、僕がちょっと気になってたの。

ということで、やっぱりこれは飲むべくして我が家にやってきたということなのです。


冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

すでに良い色です。武勇さんなんかも割りと新酒でも色味がついてたりしますけど、ここまでじゃなかったかなぁ。

香りはそれほど強くない。ねっとりと少しだけ。

苦味のコクがガツンときて、その後はジュワッと甘みと旨みが。舌に残るのは渋みのような強い余韻。心地よく舌を痺れさせる。
温度が少し上がると、柑橘のような甘みと酸味が湧き、よりジューシーな印象。

弾けるようなとか微発泡感とかそういう意味のピッチピチではないのですが、焦げたようにジュッと感じる刺激は確かにピッチピチという言葉がよく似合います。


蒸し野菜と合わせる。
野菜との相性が良さそうなイメージだったのですが、間違いなかった。美味いなぁ、染みる。



3日目。
アタックが優しくなり、全体のまとまりが出てきた。すごい美味しい。今正に飲み頃。

自家製の焼き鳥。
染みて絡まる。たまらん。脂を溶かし込むなぁ。

ちなみに焼き鳥はコンロについてる魚焼きグリルで焼いてます。どんなもんかなーって試してみたら、めっちゃ美味く出来てしまった。
個人的には、焼き鳥のワンピースは大きいほうが美味しいと思ってますが、なかなかその要求を満たしてくれる焼き鳥さんがないんですね。結果、自分で作ったほうがよかったということなのです。満足満足。




6日目。
アルコール感が強くなった。ようやく数字通りの感覚といったところでしょうか。まとまりという点では3日目の方が良かったかもしれませんが、苦味、深みという意味では今日の方がガツンときます。大人な一杯が楽しめます。

古めかしい味わいの気配はするのですが、ジュッと焦げるような芳ばしい旨みがそれを拭い去る印象です。この気配が強くなるとひやおろしの頃の味なんでしょうかねぇ。



ということで、薄墨桜の新酒、大変美味しく頂きました。ひやおろしのことを思い出すと、一度飲んだだけで判断するのは早計だったなぁと反省なのでございます。





薄墨桜 純米 蔵出ししぼりたてピッチピチ生原酒 25BY
合資会社白木恒助商店
精米歩合 ハツシモ 70%
アルコール度数 18度以上19度未満


横浜君嶋屋さんで購入。

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