2014年4月22日火曜日

仙禽 無垢 25BY

仙禽の定番酒、無垢です。

仙禽は、お店では何度か飲んだことあるのですが、瓶で買ったことがありませんでした。今ほど人気が出る前に飲んで美味しかったと連呼してたのですが、なかなか買えるお店に出会わないまま今日まで。奥さんはこれが初めての仙禽なのです。

僕もこれまでお店で飲んだお酒のスペックを記憶してませんから、今回は定番というかスタンダードのものから始めるのです。
この無垢という商品は、昨年までは仙禽50として発売されていた定番酒のリニューアル版。精米歩合が50%と書いてありますけど、ネットで調べると麹米は純米大吟醸用の35%精米を使用してるとか。ともあれ、頂いてみます。


冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

かおりは多分穏やか。ちょっとまだ冷えすぎててわからない。

口にふくむと思ったより甘みが少ない。柔らかい酸味がすーと続く。甘酸っぱいまでにはならないけど、心地よい爽やかさを演出する酸がある。

昔、多分4年くらい前に飲んだ時は、スペックの違いはあるんでしょうけど、もっと華やかに香り、ねっとりとした厚みの味わいだった記憶があります。同時に、その独特の酸味が個性的で、その後甘酸っぱい日本酒と呼ばれるようになったわけですが、今回のはその時ほども酸味に独特感はない印象です。まぁ最近甘酸っぱい系のお酒も増えてきましたから、味わうこちらの舌が慣れてるという気もしますけど。


山菜天ぷら。
油を切る酸味は好印象の相性です。栃木のお酒って、どうしても海のものより山のものと合わせたくなるのですが、肉派と野菜派と川魚派のどれかなーって当てはめたくなるのです。(逆に言えば、普段は日本酒ってまず海のものに合わせたくなってるんですね)

仙禽は圧倒的に野菜の印象。クリアで澄んだ酸味は、この味を中心に何かに染み入らせたくなるのです。

ヌタ、独活、筍、ホタルイカ。
油がない分だけ、こっちのほうがクリアにまとまる。特に筍との相性は良いですなぁ。

やっぱり野菜がうまいなぁ。



温度が上がると、濃密な吟醸香が湧いてきます。でも味わいが堅苦しくないというか、軽やかで品があるまま美しい。

僕自身久しぶりの、そして初めて瓶買いした仙禽。奥さんも気に入ってくれました。以前ほど甘さも酸味も主張がキツくなくなったかなという印象です。その分バランスが良く、華やかでありながら食中にも使える良酒なんですね。

他のスペックも試していきたいと思った次第なのです。






仙禽 無垢 25BY
株式会社せんきん
精米歩合 50%
アルコール度数 17度


下妻市 すずき酒店さんで購入。

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