2014年4月24日木曜日

府中誉 特醸 直汲み壜燗火入れ 25BY

府中誉の特醸、初めて頂きます。

渡船や太平海でお馴染みの府中誉さん。名代はもちろん府中誉なのですが、これまで飲んだことがありませんでした。まぁ地元も向けの定番酒ですし、そもそもそれほど目にしないんですね。
ところが最近、府中誉の本醸造がリニューアルしてこの特醸となり、格段に美味しくなったとか。それは飲んでみないといけないわけなのです。


冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

フラットで、でもみずみずしさはある香り。

口に含むと優しい舌触り。控えめな甘さと爽やかな旨味、後から米のコクがほんのりの苦味とともに。少しだけアルコールが香る。
後味は短く、でも青い風情がふわりと残る。水っぽいという言葉は合わないけど、最後が一段みずみずしくて濃さを主張し過ぎない品の良さ。
温度がやや上がると旨みがぐんと乗り充実の味のり。これはあんまり冷えすぎないで飲むとよいですな。



2日目。
初日よりもぎゅっと味が纏まった印象。フラットな感じはそのままに、厚みが増したという感じでしょうか。
アルコール感も収まり、今まさに飲み頃。これはお燗にしても美味しいんだろうなぁという雰囲気が冷や冷やでも匂い立ちます。やや古めかしい旨みを上手に残している辺りが、そんな風情を醸し出すのでしょうかねぇ。



3日目。
更に旨い。アルコール感がさらに抜け、旨味が増した。太平海に近い印象かな。
奥さんはまだアルコール感があるというから、この風情は好みの領域なんだと思う。

乳酸感も出始め、しみじみ飲むにふさわしいあじ。お燗でも、いやお燗の方が旨かろうなぁ。まぁ全部冷やで飲んじゃったんですけど。



これで税込み2000円ちょっと。税別なら2000円を切ってきます。すごいコストパフォマンス。いやー満足度が高い。まぁこのクラスの最強のお酒は、100円ちょっと高い喜久酔の特本がありますけど、それに続くハイコストパフォーマンス達に仲間入りでございます。

ちなみにお米はラベルには非表示ですが、チヨニシキという食米。茨城県が主産地のお米なのです。まぁ特徴はよく知りませんけど、コシヒカリとササニシキが祖先にいますから、美味しいお米なんでしょうね。どっかで売ってないか探してみよう。






府中誉 特醸 直汲み壜燗火入れ 25BY
府中誉株式会社
精米歩合 チヨニシキ 60%
アルコール度数 15度


取手市 中村酒店さんで購入。

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