随分前に購入したのですが、なぜか保管用のお酒たちと一緒に眠ってしまってて飲むのを忘れてました。まーらん舟の25度、2011年のものです
まーらん舟は40度強(原酒)と、30度強の2種類だと思ってたのですが、数年前からこの25度バージョンもラインナップに加わってました。
ずっと飲んだことなかったのですが、昨年赤坂のまるしげ夢葉家さんで開催された富田さんの酒の会で初めて飲んで以来、あーこれはまた度数が高い子達とはまた違った味でたまらんですなぁとなってたわけなのです。
初めて飲んだ時の記事:
外飲みメモ:富田さんの料理で富田さんのお酒をのむのだ@赤坂 まるしげ夢葉家さん
ということで25度のまーらん舟を買いたかったのですが、見かけるのは4合瓶のものばかり。まぁそれを買ってもいいのですが、というか買って飲んじゃったのですが、どうせ買うならグビリと飲める一升瓶で欲しかったのです。
今回入手のものは2011年のもの。昨年は同じく2011年のもので原酒を開栓して、今は主にストレートでちびちび飲んでます。
原酒の記事:
まーらん舟 原酒 2011
余談ですが、この2011年の原酒、結構ドライ。上の記事を書いた時は、爽やかで辛いと書いてますが、今はもう一段甘みじゃないミネラルと香りが辛く刺激しながら主張する印象なのです。
そして先日、蔵元にお会いした時に2012年の原酒を試飲させて頂きまして、2011年と比較しての感想を伝えたのですよ。そしたら、その頃は苦味の出し方にこだわってたから、甘さを立たせない方向になったんだよとのこと。なるほど、味の違いの裏にはちゃんと意図が隠されてるんわけです。
さて本題、25度。
ストレート。
麹と黒糖のバランスが素晴らしい。コメそのものを齧ってるような香ばしさと、黒糖そのものを舐めてるかのようなふくよかさ、丸さ、穏やかさ。
それを辛味がキリッと締めてズーンと重厚な余韻に変える。度数が下がっても、このお酒の本質は変わらないなぁ。お酒には度数に依る旨さが少なからずあると思ってまして、でもその意味での25度のハンディはこの酒には存在しない。
キリッと炭酸で。
なにこれ、とろとろ。炭酸なのにトロっとする。爽快感と充実した旨みが同居する感覚は、炭酸でしゅわっと油を流したり、喉越しを楽しんだりって感じでのむのが違う気がします。炭酸なのにちびちび飲めるし、ぐわって飲めばむはーって満足と言いますか。
先日やまんさんで飲んだときは、水割りとロックを試してます。うーん、どの飲み方もそれぞれの個性があるんですけど、イチオシはロックかなぁ。もしくは少しだけ加水とか。
度数の高いまーらん舟を知っている人には新しい味。知らない人には不思議なとろみ。どっちにしても絶品のお酒なんだと思うですよ。
まーらん舟 25度 2011
有限会社富田酒造場
アルコール度数 25度
横浜君嶋屋さんで購入。
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