2014年5月8日木曜日

アサヒビール守谷工場を訪ねて、2014GW

茨城県南にはビール工場が二つありまして、ひとつは取手市のキリンビール、もうひとつは守谷市のアサヒビールです。

今回は、守谷市にあるアサヒビール守谷工場のお話なのです。

アサヒビール守谷工場は、守谷市にとって税収の面でも重要だって聞いたことあります。アサヒビール側も、お祭りの時に屋台を出したり限定醸造のビールを造ってくれたりと、様々な形で地元との関係を築いてくれてます。


と、賢しら顔で申しておりますが、県南に住んで早ウン年経つにも関わらず、近いとなかなか行かない法則に従ってか、これまで一度も行ったことがありませんでした。

ところがぽっかり予定の空いたGWの雨の日、出かけるなら近場でしょうと急遽予約。いそいそとアサヒビール守谷工場へ行ってきたのです。

アサヒビール守谷工場の見学は、3日後以降の予約はネットで出来ますし、それより近い日については電話して聞けばいいんだそうです。

工場へは直接行ってもいいですが、車じゃないとなかなか行きにくい場所。試飲もありますから守谷駅からのシャトルバスの利用がよろしいようで。30分に一本となかなかの頻度で走ってます。

到着。おなじみのマークの建物。



県南の人は結構知ってるであろう、金色のタワー。最上階が見学時の試飲会場です。

それにしても、アサヒビールって金色が好きなんですね。浅草のビルはジョッキの形で金色ですし、となりのうんこも金色。そう言えば見学の時に教えてもらいましたが、あのオブジェってうんこじゃないんですね。いやまぁそりゃうんこなワケないですけど。

炎なんだそうです。情熱を表す炎。まぁなんでもいいですけどw



建物に入るとよくある記念撮影の場所。従業員の制服を来て写真が撮れます。デブはあの服着れないでしょうから、眺めるだけにしておきます。



他にも色々と展示パネルなど。
以前、サントリーのビール工場に行ったことがありますけど、どこも同じようなことをやっております。



商品の一覧なんかも。すっかり忘れてましたが、バヤリースってアサヒなんですね。竹鶴とか余市はぼちぼち飲んだことありますし、アーリータイムズとかジャックダニエル辺りは、大学生の安酒だったわけです。これらもアサヒなのかー。

ちなみにアサヒビールと言えば当然スーパードライなわけですが、個人的にはあんまり好きじゃありません。まぁ奥さんが好きなのでいいんですけど。



いざ見学。

なのですが、見学中は撮影禁止。残念。

でもでも、判りやすい説明で、ビールに興味がなくて連れて来られて人でも楽しめるんじゃないかと思ったですよ。


最後はタワー最上階で試飲。20分間、3杯まで頂くことが出来ます。

最初の一杯はスーパードライと決まってました。えぇ、普段はめったに飲まないスーパードライですが、サーバーからちゃんと注いで貰ったビールは美味いですねぇ。普段よりも濃い目に感じてなかなか美味しかったです。



おつまみはオコゲスタを頂きました。これ、めっちゃビールに合う。

ちなみに見学受付の隣にはショップがあって、そこで買ったものなら試飲時に持ち込んで良いというルール。次回来る時は、これを追加で持ち込みたくなります。



二杯目はスーパードライプレミアムにしてみました。

先日、義妹に美味しいって薦められたので飲んでみたのですが、まぁ別に不味くはないけど取り立てて…って感想だったんですよね。キレが重要って言っておきながら、プレミアムなリッチさってなんか矛盾しない?とか思ったり。

ところがサーバーから注いで貰ったこれは、相当に美味しかったです。普段のスーパードライに感じる物足りなさがなくて、かと言って他のプレミアムビール系の味の強さだけじゃない、確かにスーパードライだねっていう主張も残った味。ちょっと見直したですよ。



最後はエクストラコールドでスーパードライブラック。

スーパードライのブラックも、美味しいけど、黒っていうには中途半端な印象だったのですが、改めて飲んだらまぁ普通に美味しい。

そしてエクストラコールドも以前飲んだことがありますけど、冷えすぎでむしろ味がしないじゃんって思ってましたが、ブラックのエクストラコールドだとオリジナリティある味になるんだなぁと。



曇ってるから絶景にはなりませんが、かなり遠くまで見える高さです。
そして眼下に広がるのはビールの貯蔵タンク。飲兵衛にはワケもなくうれしくなる光景でございます。



よくこういう試飲の時間制限や杯数制限って、けちくさいとか言われたりしますけど、実際のところ20分で3杯ってかなり限界に近いものがあります。もうお腹たっぽたぽ。

そんな試飲の最中は、案内してくれたおねーさんが受付札の回収がてら質疑応答をしてくれます。

せっかくなので、聞いてみました。ビールの味とアルコールの調整について。

普段よく飲んでる日本酒や焼酎の場合、多くの商品は加水することによって度数と味を調整します。日本酒の場合は、アル添による調整もありますし。

ビールの場合はどうしてるのかなと、ふと疑問に思ったのです。答えは、そういう調整はしていないと。味も度数も、発酵と熟成の過程で管理してるだけですと。

そうなんですね。つまり生原酒ということなのです。濾過はしてるから無濾過とは言わないですけど。これで常に安定した味を保ってるんだからすごいことですなぁ。


見学は全体で1時間。試飲20分。駅から工場まではバスで10分程度。もろもろの待ち時間含めて、3時間ほどの楽しい社会見学でございました。


でもなー、缶ビールならプレモル(サントリー)だし、瓶を買うならハートランド(キリン)だし、好きな銘柄は?って聞かれるとヱビス(サッポロ)って答えますし、やっぱりアサヒビールの出番はないなぁと。

あ、でも、以前行ったサントリーの工場見学よりも、なんだか楽しかったし好印象でしたよ。
(別にサントリーの工場の印象が悪かったわけじゃないですけど)

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