鳳凰美田 純米吟醸 WINE CELL 24BY

ワイン酵母の鳳凰美田、WINE CELLでございます。

昨年、試験醸造のものを飲んでおりまして、まぁこれが大変美味しかったんです。早く本製品にならないかなぁと期待してましたら、24BYは正式商品として出荷ですよ。


冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。
いつもの鳳凰美田よりも主張が優しいというか細いのは、試験醸造の時と共通した印象。更に柔らかく感じるのは火入れだからでしょうか。

前回よりもコメ感が強い。酸味の雰囲気が独特なのは以前のまま。特に乳酸とのバランスがよろしいおすなぁ。
前回の試験醸造は生だったんだけど、今回は火入れ。その部分の爽やかさがない分だけ、衝撃は少ないかな。そしてあのフルーツ感が影を潜めるのももったいない。

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2日目。少しニガみが出て山田錦っぽくない癖が出る。後味の余韻の独特さが増して分かりやすい。
鼻に抜くと白ワインのような雰囲気なんだけど、舌では米味。不思議やねぇ。

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10日目。
香りは健在。少し乳酸の香りも。米のムンとする香り。奥さん的には、これが鼻につくとほどりくさいということでダメなんだと。なるほど。
バランスの良い味は変わらないものの、後味が少し崩れる。苦味、ひねたというか。 気になるほどじゃないけど。
そして輪郭が丸くなり、ホロッと崩れるような舌触り。穏やかというよりはやはりパンチが消えたというべきか。
まぁ旬は過ぎたということでしょう。10日経ってこの味という時点で素晴らしいクオリティなんですが。

鯵のエスカベッシュと合わせる。
エスカベッシュ自体3日目なのでまったりとした酸味。少し足りないパンチを酸味が補い溶け合う。
どっしりとした旨みになってきてるから、なんかスパイス的なものと合わせればよかったかな。


というとで、めでたく本製品となったWINE CELLを頂きました。
小林酒造さんは同じお酒でも生と火入れの2回出荷をしたりするので、是非このWINE CELLも生での出荷を期待したいところでございます。

四合瓶も一升瓶も飲んだのに、何故かボトルの写真を撮ってないという失態。剥がしたラベルの写真しかありませんでした。

鳳凰美田 純米吟醸 WINE CELL 24BY
小林酒造株式会社
精米歩合 山田錦 50%
アルコール度数 16度


取手市 中村酒店さんで購入。