毎年の楽しみになった鳳凰美田のWINE CELLが、今年は生酒でやって来ました。
昨年までのWINE CELLの記事:
鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 WINE CELL 23BY
鳳凰美田 純米吟醸 WINE CELL 24BY
もともと試験醸造の23BYは生酒で出荷されてたのに、昨年の本製品になった24BYは火入れだったのです。美味しいけど最初ほどのインパクトはなくなってて、このお酒は生の方がいいのになーとか思ってたところの25BYは生酒。嬉しい限りです。
ちなみに精米歩合が変更になってて、昨年までの50%から今年は55%になってます。この違いがどのように出てくるのでしょうか。
このところ完全に焼酎モードに入ってしまっていて、夏酒を未だに一本も買ってないという近年稀に見る状況。そんなときでもこのお酒だけは楽しみだったのです。
冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。
果実感のある爽やかな香り。なんで果実に感じるんだろうという不思議は毎度のことでも毎度驚く。
舌触りはなめらかでツルッと艷やか。艶があっても硬い感じではなくてとろみがあるような感覚。
口に入れて直ぐに軽い酸味と甘味の両者がバランスよく立つ。終盤に舌にまとわりつく軽いピリリとした刺激は、辛口の白ワインのようで、まさにWINE CELLの本領発揮でしょうか。それでいて、もう一度あとから湧く甘旨は、ワインよりも一段ふくよかな余韻。
イワシ刺し。
合うけど、格別感はないなぁ。そもそもこのお酒って何と合うんだろうか。まぁチーズとかそういうのとは合いそうだけど、もっと食事になるとどうなんだろう。
鯖の竜田揚げ。
うーん、結論としては、醤油とはそれほどなのか。
焼きしいたけ、醤油抜きかつお節。
この方が良い。野菜とのほうが相性が良いのかも。
焼きししとう。
同じく。同じ系統の甘さを足してくれると言いますか。
今年も美味しかったですし、昨年の火入れよりは今年の生酒の方がやっぱり好み。でも、最初の衝撃ほどの良い印象はないなぁ。
ちょっと甘さが強めに出て、爽やかさとのバランスになると初回の方が良かった気もします。精米歩合が5%上がったことによって、ちょっとずつ日本酒らしくなってきちゃってるのかもしれません。
まぁなんだかんだ言っても、美味しいから来年も買うんですけどね。
鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 WINE CELL 25BY
小林酒造株式会社
精米歩合 山田錦 55%
アルコール度数 16度
取手市 中村酒店さんで購入
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