冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。
甘い濃厚な香り。うーん、これはなかなかコッテリとしてそうです。
口に含むとジュワッとする舌触り、その次にはトロリと濃厚な甘さが口一杯に広がる。
甘さは上品ながらも爽やかな桃、木樽香もほんのり。奥さんは木樽が強いと。
というか旨すぎて甘すぎて、チョットバランスがどうなんだろうか。
この辺りは、生原酒のままの一夏越えですから、当初の感じからは随分と味のりしたんだと思います。ここまでになるのは想定の範囲内なのか、ちょっと行き過ぎちゃったのか、どうなんでしょうかね。
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3日目。
まぁ少し軽くなったかな。まだ旨すぎる。旨いから文句は言えないんだけど、やっぱり食中には向かないから何時飲むのが正解なんだろうかと。まぁ食前酒向きですかね。
チョコ感のようなビターさが見え隠れするようになり、本質的には好きな味なんだけどなぁ。でもやっぱりちょっと甘いなぁ。
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5日目。
かなり削ぎ落とされた。甘みが落ち着き、旨みも適度になってきた。空気に触れて主張が穏やかになったということなのでしょうか。
エアレーターは空気に触れさせて味を開かせるためのものという印象なのですが、こういうタイプの場合は、エアレーターを通すことで落ち着いたりするのでしょうか。
次回たかちよを買った時に同じ印象を持ったら、これは試してみたいものです。
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10日目。
甘さは一段落、代わりに熟成感のような芳ばしさがわかりやすく出てくる。奥さんは亀齢の八九を思い出すって言ってたけど、さすがにそれは良く言い過ぎな気がしますが、いずれにしてもコッテリしっかりの甘さを楽しむという前提なら、これはなかなか他にはない味でございますなぁと。
それにしても迫力のある味でした。全体的な印象がどうしてもちょっとキツ過ぎという感覚が残るのですが、そもそものコンセプトからすれば正しいんでしょう、きっと。今後も、もう少し掘り下げたいお酒です。
豊醇無盡たかちよ 扁平精米 無調整生原酒 24BY
高千代酒造株式会社
アルコール度数 16度
印西市 酒乃なべだなさんで購入。
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