ゴールデンウェークのヴィンヤード・ウィークに訪問して、是非これは緑豊かな夏の日にもお邪魔したいと思ってましたが、なかなか都合がつかずこの時期になってしまいました。
この日は晴天、秋の気配が漂う絶好のワイナリー日和。
もうブドウの収穫も大分済んでいますが、それでもまだチラホラと白い果実袋が残ってます。
レストラン脇のテラスの葡萄はまだ残してあって、摘んで食べていいですよとのこと。
濃く、甘く、食に適さないのは大きさだけでして、そりゃまぁ美味しいワインになりますなという濃厚な味でした。
見学は1日3回あって、我々はちょっと遅刻だったんですが、追いかけて参加してきました。
この日は提携農家さんから届いた葡萄の仕込みをしてる最中で、これでも早朝に届いた葡萄の半分を終えた残りなんだとか。
これらの葡萄は、こころみ学園の園生たちの手によって悪いところを丁寧に取り除かれ、機械で果実を取り外していきいます。
パイプを通って圧搾機へ。
実際に葡萄を処理する工程を見たのは初めてですが、日本酒や焼酎に比べてシンプルな作業だなぁという感想。ワイン造りが簡単だということではなくて、葡萄という生の果実に対しては手をかけて良くするというよりも如何に劣化させず作業するかという観点なんだなぁという感想なわけでございます。
CAVEの中やシャンパンの製造法などの説明を受けてから、最後に畑に。
摘み取りが終わった葡萄の枝。
5月に訪れた時はまだ細い新芽の頃。数ヶ月でこんなに大きくなるんだと、日頃の手入れに感服します。
見学の後は当然試飲です。えぇ、毎度のことですが、運転手の僕は飲めませんけど。
チーズ、ナッツ、干しぶどうなんかも付いてきます。
チーズも最近は近くの工房と協力して、地元のものを出すようになったんだとか。
試飲は5種類。
シャンパン、白ワイン2種。
赤ワイン2種。
うらまやしかw
そんな試飲の脇で、ドライバーにはぶどうジュースをサービスして頂きました。
ちなみにこのジュースがとても美味しいことを知っておりますので、飲めなくてもまぁいいやって気になります。
試飲した感想の詳細はわかりませんが、我が家はこちらの白ワインがとても好みでございまして、今回も数本買い込んで帰った次第です。
11月は収穫祭。
行きたいけどなぁ、混むしなぁ。飲まなきゃ意味ないから電車で行くことになるしなぁ。遠いしなぁ。
でも行きたいなぁ。
とまぁ、しばらくはもんもんと悩みそうです。けど行きたいなぁ。
前回の訪問時は、学園のみなさんが作業する姿は拝見出来なかったんですが、今回は葡萄の選別から後始末までの作業をされていました。
みなさん、とても楽しそうに、そして丁寧な作業をしてるんですね。
多くの人の手がかかるワイン造りの中で、学園の皆さんが確固たる存在感を放つ姿は、園長先生の信念が芽吹いた形なんじゃないかと深く感じ入るわけです。
そして初秋の気持ちのよい風と木々と土の香りは、忘れかけていた日本のなんちゃらが蘇りますてきなナレーションが聞こえてくる気がしますが、まぁほんとそれくらい気持ちがよい。
季節を変えて、そして年を経て同じ季節をめぐり訪れたいものでございます。
ココ・ファーム・ワイナリー
栃木県足利市田島町611
0284-42-1194
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