2014年5月26日月曜日

BAR S.A.Oさんで芋焼酎を復習する

一年ちょっと前にお邪魔して、いも焼酎について色々と教えて頂いたBAR S.A.Oさん。習ったことを一年間実践してきましたので、改めて復習に行くのです。

昨年は実は2回おじゃましてまして、本日は1回目に伺ったときのバーテンダーさんがいらっしゃいました。1年ぶりくらいですか?と、プロは違いますねぇ、まさかの覚えててくださいました。

そんな再会の一杯目は、見たことない安田のロック。
国分さんのでした。杜氏が安田さんなんですね。これがまぁ素晴らしい。マンゴスチン、パッションフルーツ、そんな感じの南国感が満載です。実際に酸味があるわけじゃないけど、酸味のような雰囲気を感じるのです。すごい。

後日、コセド酒店さんでこの安田の話を聞いたのですが、これは蔓無源氏の芋麹全量なんですね。昨年から造られている商品とのことで、きっかけは蔓無源氏がたくさんあったから造ってみたんだとか。そして国分さんは芋麹全量の焼酎のパイオニアなんですね。知りませんでした。蔓無源氏の復活、芋麹全量、2つが合わさった至高の一品なわけです。でも、杜氏もこんな味になるとは思わなかったというくらい、やっぱり衝撃的な味だったそうです。

いやー、ほんと唯一無二の素晴らしい味でした。感動。




昨年も飲んだ屋久の石楠花。これもロックで。
これはほんと鹿児島に来ないと飲めない焼酎。辛さがなく、粉を吹くような芳ばしさ、後から甘味が湧いてきます。これも記憶に残る味ですなぁ。





知覧酒造を続けて。
まずは武家屋敷の紅芋の30度、長期熟成もの、ロックで。
これも南国感があり、知覧酒造の特徴だと思ってる後味のキレる苦味が心地よい。度数の高さは感じないなぁ。美味い。




正木、これも知覧酒造。紫芋の一本、ロックで。
甘さが印象的で、そしてフルーティー。香る香る。これは美味い、心地良い爽やかな味。





昨年飲んださつまの恵もそうですが、知覧酒造ってどうやら好みのようです。瓶で購入したことはなくて、お店で見かけたら飲む程度ですが、結構記憶に残る味なんですね。揃えてみようかな。

次は島酒、甑島の甑州、お湯で。
仄かに硫黄の香り、丸い塊のような旨味がぷりっと印象的。このお酒はフィルターではなくて濾布を使用してるとのことで、そのためか荒々しさも感じる。これも美味しいなぁ。




さつま寿の桜、お湯で。
我が家の愛飲酒である寿ですが、この桜は半寝かせの、要するに新酒なわけです。しかも普段の寿と違って黒麹。寿の柔らかな甘味が黒麹だとどうなるのか楽しみなのです。
ふむ、粉物食べてる感じの独特の舌触り。旨味は普段よりも一段濃く、密度が濃い印象。




久しぶりの大海酒造さん、海王の黒いやつをお湯で。
ジョイホワイトって綺麗な焼酎になる印象。そして名前のせいで白麹の印象で、まぁこれは単に名前に引っ張られてるだけですが、そうだとしても黒麹とジョイホワイトの組み合わせは多分飲んだことない気がします。
ふむ、スマートというか、ツルっとした舌触りで端正。ジョイホワイトっぽさがあるけど、その膜のような感じの中に詰め込まれた圧力が強いって感じでしょうか。面白い組み合わせでした。




千秀、アサヒの蔵元である日当山酒造さんのお酒です。ロックで。
まったく知らない銘柄でしたが、スマートでやさしい味。アサヒはお店で飲んだことしかないのですが、その印象に少し華やかさを足した感じです。優しすぎて特徴が掴みづらい、そんな不思議な感覚でもあります。




芋焼酎しか飲まないつもりだっんですが、飲みたかった一本があったので。
長雲の長期熟成をロックで。
いやー、とろとろ、ミネラルが厚いという感じ。でも尖ったりミネラル感が突出したりはせず、全体では丸い印象。
比較対象が長雲原酒の自家熟成のせいか、想像よりも甘味はねっとりしない。そう言ったら、マヂで?それはその原酒が超当たりの一本だったんじゃないかと。なるほどー、我が家はいいもん持ってますなぁ。



小牧のワールドカップ酒、お湯で。
思ったよりもシャープ。辛くないしキレるって感じじゃないけど、ツルっとスマート。記憶の小牧よりもずいぶん端正だなぁ。





食後なのでアテは軽めに。いい加減、写真を撮り忘れてがっついちゃうクセを何とかしたいものですが。

上が鶏ユッケ、下がサメ軟骨。どっちも焼酎に最適でございます。



今回もなかなか面白い焼酎に出会うことが出来ました。移転されて少し狭くなった気もしますが、雰囲気は以前と変わらず。また次回を楽しみにするのです。


BAR S.A.O
鹿児島県鹿児島市千日町8-14 貴剛ビルB1F
099-239-4461

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