2014年12月4日木曜日

武家屋敷 旬酒 26BY

最近妙にハマってる知覧醸造さんの季節もの、旬酒でございます。なんと白黒の二本立て。幸せな飲み比べでございます。

武家屋敷は知覧醸造さんの代表銘柄で、白麹が通常商品と認識しています。なので、まずは白麹から。


白麹。

まずはストレート。
香り高く、甘さが香りの中によく判る。
含むと、エッジのある舌触り。香ばしさは後ろの方。

5:5のお湯割り。
香りが丸くなり、味わいも香ばしさが前に来る。

ロック。
水割りというほどまで薄まらない、ロックで溶けかけたくらいが、味わいに芯が残ってて、でも膨らみも十分という感じでしょうか。お湯割りだと、ちょっとそれが行き過ぎて物足りなくなり、もったいないという感覚です。

ストレートで味見した時からロックがうまいだろーなーと思ってたけど、期待を上回る美味しさです。みっしりした香り、コブ系の旨味とその奥の甘み。芋より豆のようなさらりとした甘み。和菓子のような味わいとは奥さんの言。なるほど、納得。


黒麹。

こちらもストレートから。
香りは白に比べて控えめ。
ストレートでも一般的にお湯割りで感じるような香ばしさが強く出て、こちらも甘味は後ろの方。でも白麹は印象が全く異なるから面白い。味わいに共通点はあるんですけどね。

5:5のお湯割り。
いやー、香ばしさがドーピング。温まると、仄かなガス感も湧いてきて濃密さに一癖が足されたという感じでしょうか。味わいが複雑になった印象です。
そして、知覧醸造さんらしいほろ苦さはあるんだけど、新酒の香ばしさがそれを抑えて、というか絡み合って独特の余韻に。

ロック。
ちょっとポテッとなり、味の開きがいまいちの印象。美味しいんだけどこれが最適じゃないなって感じ。


両者を比べると、お湯割り同士だと差が縮まった感じで、それでもやっぱり黒麹のほうがふくよか。それぞれに良い飲み方があるなーというのが実感出来て面白い飲み比べになりました。

当然どちらも新焼酎らしい香ばしさがあり、その点は普段の味わいよりも突出する部分。それでも商品として美味しいなぁと感じられるまとまりの範囲内でして、これまでの出来たて焼酎を単純に出してるってことじゃないだろうなと妄想するのでした。





武家屋敷 旬酒 26BY
知覧醸造株式会社
アルコール度数 25度


鹿児島市 コセド酒店さんで購入。

2014年12月2日火曜日

外飲みメモ:龍宮・雪州・甑州・天文館@柏 やまんさん

都内で夕刻からなかなか残念なお店で飲んでまして、えぇ。心の底から満足したいと仕切りなおすとなれば、我が家はやまんさん一択。


そんな日にはちゃんとご褒美がありまして。

バクテー。
至福です。昨年は豚足のバクテーを頂きまして、なんじゃこりゃと感激しておりました。今年も寒くなったら食べられるかなーと思ってたら、思いがけず早々に頂くわけです。

昨年よりもやや濃い目になったスープは、この液体をアテに酒が飲める、汁で酒を飲むができる味でして、当然のように完飲。シナモンの効きがたまらんでございました。

肉はほろほろとろとろ、ちょっとしたアクセントの軟骨が食べてて楽しい。上品でありながら肉のワイルド感もありつつ、毎度ごちそうさまでございます。



他にもマグロのスペアリブとか。



白菜サラダとか鶏もも肉とか。そういえば、お通しで貰ったポテサラが、いつも美味しいけど今日のは格別に美味しかった。どんぶりいっぱい食えるなってやつでして、思い出しても頼まなかったのが悔やまれるですよ。


そんな満足な食べ物に合わせるのは龍宮を始めとする焼酎たちでして、本日は龍宮の炭酸割りを皮切りに、雪州御島裸のお湯割り、甑州のお湯割り、天文館のクラッシュアイス、龍宮のお湯割りと、今回も容赦なく美味しかったです。

甑州があまりに美味しくて周辺に薦めまくったり、お隣の紳士な方に初めての黒糖焼酎を薦めたりと、えぇ、やりたい放題飲んでおりました。酔っぱらい、すまぬであります。


やまん
千葉県柏市東上町2-3
04-7163-6602