程々冷えてる状態から少し室温に置いて開栓。涼冷え程度でしょうか。
香りは少し、これも熟成香に近い。やや広がり、裾が解けてるような印象かな。
口に含むと、柔かい甘みと下支えする酸味、甘酸っぱい膨らみ。吟醸に比べて優しいタッチに感じる。
舌で転がすと、リンゴ、酸味がしっかりあるリンゴの甘さが湧いてくる。同じ温度では山廃のほうが豊かでリッチな味わい。
タイ料理のラープ。
タイ料理屋さんで食べますし、タイで売ってるプリッツにはラープ味があるのですが、元々はラオスの料理なんですね。
酸味、辛味、肉汁、香草類、炒り米の芳ばしさ、色々な味が絡みあう素敵なサラダでございます。
そして秋鹿とよく合う。非常に合う。酸味の重なりが心地好いのは吟醸と同じ感想だけど、秋鹿が持つ甘さの分だけ全体の味が豊かに感じる。
スペアリブ唐揚げ。
肉との相性は言わずもがな、ジュワッと脂を流す力強さがたまらない。
〆鯖。
合うけど、四つに組む感じで溶け合う吟醸とは趣が異なる。不思議やなぁ。
柔からさと膨らみが、純米吟醸の秋鹿と明確な違いを見せてくれるのですが、でもやっぱり飲んだ後の感想は「秋鹿やねぇ」となるのです。
それにしても、タイ料理と日本酒というのはかなりお気に入りの組合せなのですが、秋鹿はかなり相性がよいのではと感じます。
酸味の重なりは、まさにマリアージュと言って然るべき面白さなんじゃないかと。次回の秋鹿でもタイ料理を用意しようと思います。まぁ奥さんに作ってもらうんですが。
秋鹿 純米 無濾過生原酒 山廃 24BY
秋鹿酒造有限会社
精米歩合 山田錦 70%
酸度 2.6
アミノ酸度 1.7
日本酒度 +5
アルコール度数 17度以上18度未満
大洗町 酒舗おそのえさんで購入