山間の青鬼さんです。
我が家は赤鬼さんが大好物でして、去年は記憶にあるだけで3回は買ってます。日本酒購入量が劇的に減っている昨今の我が家で、3度の登場とはよほど気に入ったんですね、俺等。
そんな赤鬼さんにはパートナーがいまして、青鬼さんも当然いらっしゃいます。
規格は特本。でも赤鬼さんよりもお高いというなかなかやんちゃな一本です。
ということで、玄関放置の花冷え程度で開栓。
艷やかで甘味をはらんだジューシーな香り。割としっかり立ち上がる。期待を煽るいい香りです。
含むとピチピチが少し。甘みの後にビシビシ刺激。辛く苦く、キレよくさっぱり。でも旨味は十分で、舌にまとわりつく薄い層は旨さの膜。ジーンとしびれる余韻が長く、味の主体は苦味と旨味。
ちょっとおいて温度が上がると、旨味と甘味がじゅわっと湧き上がる。キレはやや鈍る代わりに、充実の甘旨。冷えてるほうが旨いけど、冷えかたで甘味のバランスを調節できるのかな。
浅草はセキネのシュウマイ。
悪くないけどそんなに合わない。なんだろ。
湯豆腐。
合うなー。淡白な味に旨味を足す感じ。
バレンタインガトーショコラ。
甘さを消して、ビターが重なり激旨。今日一の相性。
甘いものに日本酒って、わりとみんなに意外というかキワモノ扱いされることが多いのですが、実は結構相性が良い場合もあります。
チョコ系はもともと茶色いお酒たちに相性がいいわけですから、日本酒でも熟成系にはガッツリ合いますし、チョコの味をかき消すような強さのあるお酒とも合ったりします。
まぁこれが至上だマリアージュの極みだとはいいませんけど、そんな面白さもあったりするわけで、そういう楽しみが出来るお酒は、やっぱり懐が深い良いお酒だなぁと思ったりするのです。
新潟第一酒造株式会社
精米歩合 60%
アルコール度数 20度
取手市 中村酒店さんで購入。
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