麦焼酎を飲まない我が家が、ほとんど唯一と言っていいくらい定期的に欲する麦焼酎がちんぐ。そりゃーもう色々お話を伺って、引き止めまくってどうもすいませんということがあったのです。
えぇ、あまりに濃ゆいお話をさせてもらって、酔っぱらいの怪しい記憶では書けないなーとか思ってスルーしてました(笑)
そんな横山専務、実はここ数年は日本酒造りもされてらっしゃるんですね。もともと重家酒造さんは日本酒も造っていた蔵元。麦焼酎発祥の地と言われる壱岐ですが、実は以前は日本酒蔵も多数あったのです。後継者不足等々、色々な理由で壱岐の日本酒蔵はなくなっていって、重家酒造さんも20年くらい前(だったと思う)に杜氏さんの引退を機に日本酒を造らなくなってました。
それを復活させたのが専務なんですね。僕は復活の年から日本酒の確蔵を飲んでまして、あ、実は今年のを飲み逃してるんですが、まぁとにかく、ストーリーがある思い入れも深くなる銘柄なのです。
その時に、東洋美人さんの蔵を借りて造ってる別の日本酒銘柄があると伺い、それが横山五十なのです。ということで、やまんさんが入れた(入れろと言った)ので、飲みに行ってきたのです。
ちなみに過去の確蔵に関してはこちら。
H24BY:確蔵 僕らの想い 特別純米 24BY
H25BY:やまん@柏さんで龍宮三昧、2014年の黒糖焼酎の日
(黒糖焼酎の日だからタイトルに載ってない…)
ということで、久しぶりに日本酒を…と言いたいところなのですが、あほほど暑かった本日、まずは炭酸で涼を取らねばデブは死んじゃいます。
龍宮の炭酸割り、うめー、ほんとうめー。危うく一気に飲んでしまうとこでした。
まだ日本酒に合わせるアテが来ないし、もう一杯ぐらい爽やかに、となれば夏のちんぐでございます。
去年も飲んでますけど、今年のもちょっと違うよってことでして、4月の某試飲会で飲んでめちゃくちゃ美味しかった記憶なのです。やっと飲める。
冷蔵庫に入れたのがちょっと前だったので、ストレートでの冷えは物足りない、ということで、氷を2個浮かべてもらいました。
19度なので、そもそも軽めなのですが、少し氷が滲んでとても香りを立たせます。試飲の時の印象よりも、麹の香りを強く感じます。麦の甘さじゃなくて米の甘さ、そして吟醸香のような香味成分。
正直な所、昨今の夏の酒ブームってマンネリ感があって、特に焼酎は没個性の薄めりゃいいだろって感じのものも散見されてて、えぇ、なんだろうなーとか思わなくもなかったんですね。でもでも、この一本は唯一無二の味。激旨でございます。
奥さん的には常温で試飲したときの方が好きだったと言ってますから、冷やした佇まいは好みが分かれるかもしれません。でも、この麹の素敵さはぜひ一度飲んでみて欲しいと推薦しまくりたい一本ですので、ぜひぜひお好みの飲み方でどうぞなのです。
日本酒用の肴というか魚が届いたので、横山五十の生、おりがらみです。
ちなみに今の出荷は火入れになると聞いてますので、辛うじて生酒を飲めたんですね。
香りはしっかりとした甘味を含んだ佇まい。マスカットの香りですよって聞いてましたが、立ち香ではそこまで感じません。
口に含むと、いやなにこのマスカット香。鼻に抜く前からブワッと香ります。素敵。
甘さも香りも強いのですが、酸味がとても上手にバランスを取ってる印象で、重たさはない。
後味にはちょっとしたにごりというのか、雑味というには美味しい成分が漂ってて、このあたりは精米が50%だからかも。山田錦ファンじゃないんから思うのかもしれませんが、もしもっと磨いたお米だったら、この余韻がべったり甘くなるのかなという気がしますから、50%はちょうどよかったのかなと思うのです。
奥さん的には白ワイン、リースリングとかって言ってましたが、1年目の確蔵の記事を読み返したら、白ワインとか書いてますね。アタックの果実感に通じる甘酸がその印象で、通じる味なんでしょうね。
三千円台の純米大吟醸ですから、コスパ含めてとても秀逸な一本だなと、美味しく頂きました。
|ω・`)火入れも飲みたいでござるよ。
日本酒を続けられない体質になってきたので(笑)、やっぱり続きは焼酎。ちょっとブレイクで、今年の錫釜の薄にごりを。
…
うーん、軽い。なんかにごり成分が少ないんじゃないかなー。前回は氷にまとわりついてたんですけど、今回は足りてないなー。美味しいだけに、もうひと押しなんですよねー。
でも好きなんですけどね。
その後は、ちんぐを黒白とロックで復習して、黒を飲めば「俺やっぱ黒が好きやわー」 って言って、白を飲めば「やっぱ白が王道やねー」とかほざく有りさまでして、ほんとすいません…。
そして本日も幸せな料理たち。
昨年初めて食べたものの中でも一二を争う名品、冷汁が始まってまして、締めじゃなくて着席と共にオーダーしちゃうわけですよ。
(゚д゚)ウマー。
他にも、煮魚、焼き魚、黒はんぺんなぞ。えぇ、本日も満足でございました。
やっぱり両隣に龍宮とちんぐを薦め散らかして、楽しい出会いもあり、幸せな週末の夜が更けていくのであります。
やまん
千葉県柏市東上町2-3
04-7163-6602
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