2013年7月26日金曜日

磐城壽 純米吟醸 標葉にごり 24BY

2013年夏酒第13弾は、磐城壽のにごり酒です。夏季限定ではあるけど、夏酒と言っていいのかどうなのか。

磐城壽のにごりは初めてです。おりがらみは飲んだことあるんですけどねぇ。
そして夏のにごりはなかなか楽しみです。

お店で手に取った瞬間、本当に液体なのかと疑うコッテリ具合。お店の方も、ムースですねって。


冷蔵庫で2日程休ませてから開栓。
注意書きはありますけど、ガス抜きが付いてるタイプの蓋ですから、気にすることなくザクッと開栓。
軽くボフッとガスの音がしましたけど、吹き出すほどでもなく。

注ぐと瓶の状態で思ってたほどはドロドロじゃないけど、にごりと言うにはにごりすぎな状態。そして大粒の塊が見て取れます。

強くないけど見た目のボッテリした感じとは違う爽やかな香り。

口に含む。ムースは言い過ぎだけど、まぁ粘土が高い。グラスに注ぐ時よりも口に運ぶ時のほうがねっとりくる。

泡を抱き込んだトロトロふわふわの液体が、口の中でジュッと溶ける。この食感はお酒としては新食感。

そしてこれほど濁っていても米味の粉っぽさより果物感が強い爽やかさ。苦みがなく、微発泡の刺激もほんのり。

バナナジュース、わかるけどもう一歩爽やか。梨かなぁ。結構甘みが強く、そして大きめの粒子があるにもかかわらず、喉越しがよいと感じるし、キレ良く後味さっぱり。

非常に美味しい。でも流石に粘土が高くて食中には難しいし、1回に1杯でいいかなと。デザートだなぁ。

我が家の愛する濁りシリーズにランクインでございます。



こういうお酒は置いちゃいけんと思いつつ、10日目。

苦みがほんのり強くなったけど、ピリリとした発泡感は残り、そしてねっとりとした食感に似合わない爽やか味。ラムネ。

全然へたれてない。問題ない。まぁ置いたほうがいいかと聞かれるとそんなことはないって答えな気もしますけど。いや、これはこれで。というか言うほど劇的な変化じゃないからなぁ。


最後の最後まで、爽やかさが持続するコッテリ爽やか。
重たいと言えばまぁそうですが、デザートとして素晴らしいアイテムではないでしょうか。
来年も楽しみにしよう。






磐城壽 純米吟醸 標葉にごり 24BY
株式会社鈴木酒造店長井蔵
精米歩合 夢の香 100%


印西市 酒のなべだなさんで購入。

0 件のコメント:

コメントを投稿