外飲みメモ：若波・辨天娘・悦凱陣・秋鹿・天遊琳＠神田 日本酒バル 酒趣さん

引きこもりがちな僕ですが、飲みに行きましょうよと言ってくれる人もいます。
今回も、そんなお誘いを受けてフラフラ飲みに行って来ました。

それぞれのお酒は少量（70mlとか）なのでコメントは簡単に。

若波 純米吟醸。
先日から気になってる銘柄。杜氏が同い年の女性の方なんですよね。まぁそんな理由が始まりだったりしますが。

クオリティが高い。端正な造りと感じる。吟醸香が必要以上に強くなくて、甘み旨みの割に軽やか。
やっぱり一升飲みをしたいなぁ。

辨天娘の玉栄の純米。
辨天娘は飲みたかったのに何故か飲めてなかった一本。どっしりしてるはずの情報が記憶にあるけど、どんな味か楽しみです。お燗してもらおうか悩みつつ、まずはそのまま飲むかとオーダー。

よく香る米の香り。ある種古臭い印象なんだけど、玉栄の柔らかさのおかげか後味がサラリとしていて、濃厚さを楽しみつつ重たくならない。キレが良いという印象より、短くフェードアウトする印象。
お燗でも飲みたいなぁ。

数年前から山陰のお酒が気になってるんですけど、あまり飲み進められてないなぁ。

凱陣のオオセトの山廃。
奥さんオーダーでちょっと飲ましてもらう。やっぱり凱陣はオオセトが好き。
先日米違いを銀座君嶋屋さんで飲んでるんですが、これも同じくまだ勿体無いという印象になる。いや美味しいんだけどさ、もっと美味しくなるなぁと。でも山廃由来の酸味が熟成感のような錯覚もさせてくれるからそれはそれって感じで。まぁ数年後に再会したいなぁとしみじみでございます。

秋鹿の純米吟醸。一貫造りの一本。
これも奥さんオーダーを飲ましてもらう。凱陣の後だから、いつも秋鹿に感じる酸味も穏やかな気がする。そして吟醸香と米の強さのまとまり方が唯一無二だなぁと。
一升瓶で飲みたいなぁ。

天遊琳の純米吟醸の夏酒。
随分久しぶりに飲む天遊琳。夏酒は初めて。というか、彗星ってお米自体始めて。
旨みが丸く漂うような、角がないスマートさ。でも輪郭は冷たい感じの折り目正しさ。これが彗星の特徴ならすごく好みのお米だなぁと。
お店で飲むには天遊琳も好きなお酒です。以前もちょっと甘みが気になったから一升瓶での家飲みはしないかなー。でもこの「夏の彗星」なら試してみたいなぁ。

普段買わない、買えない銘柄を楽しんで参りました。
都心価格とは言え、量を考えるとちょっとお酒の値段が…と思いつつ、ラインナップは素晴らしいお店でした。