2014年11月22日土曜日

久礼 純米吟醸 無濾過生原酒 槽口直詰 25BY、米違いを味わう

新酒で飲み、一夏寝かせても飲んだ久礼の純米吟醸。実は秋にも発売されております。なんですが、お米が違うんですね。先の2つは吟の夢。これは松山三井なのです。

吟の夢の2本:
久礼 純米吟醸 無濾過生原酒 槽口直詰 25BY
久礼 純米吟醸 無濾過生原酒 槽口直詰 25BY、一夏を越えて


個人的に、松山三井というお米は大好きなので、これはこれで蔵元から夏越えのこのシリーズが発売されるのはとても嬉しいのです。いつもは新酒の頃のお酒って印象ですから。


冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

蜜系のピチピチした香り。印象は、先の吟の夢と似ています。

口に含むと、シュワッと発砲感。舌にぴりりと。まだまだフレッシュという印象がある舌触り。
その後すぐにジュワッと旨みが広がり、軽い苦味とともにさっと消える。ジーンと発泡感の余韻が口に残る。

酸がやや主張し、リンゴかなー。苦味がちょっとやんちゃだけど、心地よく切れていくらでも杯が進みます。


ホルモンと。
油を流す。力強い。

蒸しガキ。
美味いんだけど、なんかちょっとのぶつかる感じがもったいない。苦味の部分かなー。


吟の夢と比較して、やや大人しく、でもフレッシュ感は勝るという感想でした。

でも、面白いことに、全体的な印象は、両者はよく似ています。吟の夢と松山三井、お米としては系統は全く違いますから、これはもう蔵の個性ということなんですね。

結果、キレよくスタイリッシュに仕上がるのは松山三井の方でしょうか。つまり、この蔵の個性を鑑みると、甘みが強くでるリッチな味の酒米だとボリュームがありすぎるのかもしれません。バランス良く、そして軽快に仕上げるには、松山三井はいいお米だなぁと思うのでした。



久礼 純米吟醸 無濾過生原酒 槽口直詰 25BY
有限会社西岡酒造店
精米歩合 松山三井 50%
酸度 非公開
日本酒度 +5
アルコール度数 18度


取手市 中村酒店さんで購入。

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