2014年1月24日金曜日

久礼 純米吟醸 無濾過生原酒 槽口直詰 25BY

我が家で新酒の定番となってるお酒は何種類かあるのですが、群を抜いて待ち遠しいのが久礼。今年もやってまいりました。

以前の記事:
久礼 純米吟醸 無濾過生原酒 槽口直詰 24BY

奥さんがお店で試飲させてもらって、今年は純米吟醸の方が好みだったということでこちらから。去年は逆なんですけどね。


玄関放置の冷や冷やで開栓。

香りは穏やか、去年ほど香らない気がします。わずかにシュワッとした風情が漂うのみ。冷え過ぎかな。

口に含むと、濃い。ジュワッと果実から溢れるみずみずしさのよう。去年よりも濃いというかボディがある印象。膨らむといいますか。

やや酸っぱい、でも甘い果実、プラムとか?あと、甘い柑橘、ネーブルオレンジ。イチゴだ、奥さんすごい、まさにそうだな。イチゴって日本酒の味を例える果物で今までイメージしたことあったかなぁ。

舌の上ではピチピチと。甘みと香りが含み香として暴れる。やんちゃな印象。この辺り、去年と同じ印象です。

後味に苦味というかアクセント。これは去年には感じなくて、今年足された気がします。温度のせいかな?

キレがいいとはまた違った落としどころ。満足度が高いリッチな味わい。その割に疲れないのは香りが控えめだからでしょう。吟醸感自体は、立ち香よりも含み香に多く感じますから。


ローストビーフ。
繊維にしみさせるとソースのよう。やや牛の匂いに負けるかな?そんなに肉に合う感じじゃないけど、若々しさが対応するようです。やっぱり魚と合わせたかったなぁ。



2日目。
いやー、たまらなくおいしい。バランスがよい。酸味、甘味、旨味。しゅわじゅわ。
今が一番うまいかも。初日に飲んで美味いなぁって感じ入ったのに、2日目に更に美味しく変化するからたまらんです。やんちゃな感じが少しだけ落ち着いて、キレイな旨みに収束したということでしょうか。


滷味。リンク先の記事は昨年のものですが、年が明けてからまた作ってもらいました。
漢方香る醤油味には割りと熟成感のある旨みのほうが合うと思ってましたが、久礼くらい収まりのよい旨口だとまた違った相性で面白い。



3日目。
変わらぬ美味しさ。やや厚みが増した感じもしつつ。いや気のせいかな。

温度が上がると苦味が出るのは久礼の特徴ですけど、ここに来てそれがやや目立つようになってきました。
でも更に上がって常温ちかくなれば、苦味が消えて、なんだろう、可愛い味。少しの酸味にまとまりのある品の良い旨み。初日のワイルド感は何処へやら、可愛いショートボブの女の子ですなぁ。

奥さんは喜久醉に似た印象になったと言います。なるほど、味は違えど言いたいことはよく判ります。旨みがちゃんとあり、華やかさもあり美味しくて、でも食中に向くという我が家好みの味ですなぁ。



ということで、今年の久礼も美味しかったです。通年商品になったから、今年は是非秋にも飲みたいものです。







久礼 純米吟醸 無濾過生原酒 槽口直詰 25BY
有限会社西岡酒造店
精米歩合 吟の夢 50%
酸度 非公開
日本酒度 +5
アルコール度数 17度


取手市 中村酒店さんで購入。

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