2013年10月12日土曜日

龍宮 蔵割十八度

第1回龍宮研究会では、次世代の酒と、もう一本珍しいものを開栓して味見しています。
龍宮の蔵割十八度。

このお酒は、今ではもうラインナップになくて、その性格は蔵和水15度に引き継がれている商品です。
偶然とある酒屋さんで目にして、存在も知らなかったこの商品にびっくりなわけです。もちろん即購入なわけですが、お話を伺うと今の蔵和水の前の商品ですと。

日付は平成21年の瓶詰めですから、この状態で4年くらいは寝てるわけです。どんな塩梅でしょうか。まったりしているのを期待して開栓です。


香りは控えめ。かなり控えめ。
蔵和水の時はワイングラスで飲んでますから、こっちもそうすればよかったかな。

口に含むと甘みが広がる。刺激は少なくマイルド。非常に滑らかで穏やかで、だらだら飲むのに最適な佇まいです。

この穏やかさは経年によるものだろうなと思うのは、蔵和水の15度の穏やかさともまたちょっと違う感じだから。3度の違いから濃く充実した味わいが感じられるのに、それがそのままで穏やかなんですよね。
蔵和水では割水による緩まった穏やかさを感じられるのですが、このお酒の場合はもう少し濃厚なままジトっと穏やかになってるわけなんです。なので穏やかさの部分は経年のおかげなんだろうなぁと。

その濃さのためなのか、冷やして飲むより常温で飲むほうが良い印象。
蔵和水は冷蔵庫でキリリと冷やして飲むと最高でしたから、やっぱり飲み方にも違いが出てきます。


18度、興味深い度数です。30度の龍宮で6:4の割水。
つまり芋焼酎で言われる前割のスタンダードの6:4なわけです。
蔵和水の5:5とこの6:4、どっちが良いという話ではなくて確実に個性が違うという点がポイントです。

18度バージョンの蔵和水も出してくれないかなぁ。まぁそれか自分で作るか。じっとりまったり、1年くらい前割を転がそうか。

龍宮は楽しみの幅が広くて面白いけど、置き場所もお財布も大変ではありますw






龍宮 蔵割十八度
有限会社富田酒造場
アルコール度数 18度


松戸市 酒のひぐらしさんで購入。

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