2012年12月31日月曜日

旭若松 純米 生原酒 20BY

会いたくてもなかなか会えない代表格、旭若松。

会えないなぁ、このお酒には。石高が少ないからだろうけど、そんなにいろんなお店で扱ってないから仕方ないのですが、ほんと出会ったら即買の銘柄です。

なんて即買いとか言ってますが、実は居酒屋で飲んで以来初めて瓶で購入できました。その時と同じ純米生原酒。なので旭若松の他の味は知りません。が、もうこのお酒は一発で惚れてしまった一本です。

この瓶はお店で寝かした貴重な20BY。ありがたやありがたや。

香りは複雑。強くはないものの一般的に思う日本酒の香りとは一線を画す。ドライフルーツというかローストしたナッツというか、芳ばしくもありねっとりともする濃密な香り。強く香り立つわけではないけどしっとりとグラスの中に佇んでいる感じ。

味わいも濃厚。舌を痺れさすような刺激とカカオのコク。余韻が長く、喉を過ぎても口のいたるところに味の痕跡が残る。
強い主張なのに食べ物を邪魔しないのもまた不思議。



開けてからちょっとずつ、結局二ヶ月に渡って味わってきたのですが、全く劣化せず熟成というか進化していく。

よりフレッシュになっていくというか、アタックが弾けるようになっていく。空気に触れたせいなんだろうけど、熟成を経て濃密になった味や香りが再び弾けていく感じといいますか。

いやー、感動するなぁこの酒は。





旭若松 純米 生原酒 20BY
那賀酒造有限会社
精米歩合 雄町・日本晴 65%

横浜君嶋屋さんで購入。

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