先日の赤いのの生バージョン。聞けば、赤はもう少し寝かしてから出したかったとのことで、その旨味を補う生バージョンだとか。
玄関放置の冷や冷やからスタート。
香りは穏やか。山廃らしい熟成感のような香りがほんのりねっとりと。生原酒ならではの立ち上り方。
口当たりは優しく濃い。舌の奥で濃密リンゴ。鼻から抜ける香りは強く濃厚。舌触りの酸味はないわりに、喉に落とすときにふんわりほんのり酸を感じる。
温度が上がるとキャラメル。そしてスモーキーな風合いもでてくる。
いかわた焼きと合わせる。わたのコクを流す爽やかさがでてくる。単独で味わうとかなりしっかり芳醇だけど、魚臭いのと合わすと途端に爽やかな佇まいも。そうよね、新酒だとさわやかだし、魚と合うし。
カリッと揚げたアジ唐揚げと合わせる。あんまり、というか味がばらばら。パサつくもの(というのは言い過ぎだけど)とはあわないのかな。
その鯵を漬けた南蛮漬けと合わせると、タレの酸味と辛味がいいアクセントになってよく合う。
火入れの赤と生の青、味の変化を楽しむならやっぱり生ですな。動きが大きいと言いますか。料理と合わせるなら火入れだったかな。
…
ちょっと置いた三日目。
味が複雑になった。ほの苦いカカオが強くなり、酸が少し強くなる。でもチョコまでいかない。爽やかさもあるし。ちがうなぁ、チョコでもこう、冷やしきったパリパリのチョコ?
あれだ、ラムレーズン、ラムが強いやつで。
カカオというよりコーヒーとは奥さんの言。たしかに。
磐城壽 山廃純米生原酒 青ラベル 23BY
株式会社鈴木酒造店
精米歩合 五百万石 65%
水戸市 地酒蔵きなせさんで購入。
0 件のコメント:
コメントを投稿