2013年2月20日水曜日

南 特別純米 無濾過生 24BY

愛する高知酒、南の無濾過の生。

学生の頃からよく飲んでた南。僕の日本酒歴の中でも結構古い方です。しっかりした旨味があるのにきりりと綺麗でさっぱりした印象なんですが、無濾過生となるとちょっと違いました。荒々しい南といいますか。


冷蔵庫から出したての冷や冷やでスタート。

香りはうっすら。年明けに風邪を引いて以来、いかんとも鼻がすっきりしないから、もしかしたらもっと香ってるのかなぁ。

口に含むとほんのり苦味がじゅわっと美味しい。喉に落とすと、口の中には発泡感のようなしびれる旨みが残ってジーンと旨楽しい。甘みや華やかさが抑えられた硬質な感じが根底にあって、いつもの南より濃くても飲みやすくて食中酒たり得る。

温度が上がってきても味の変化が少ない。旨味は増してくるけど甘みは抑えられたままだからクドくならないしダレない。

松山三井の端正なかんじがよいですなぁって書いてみたけど、やっぱりこのお米の特徴がよくわからない。飲んであぁこれって松山三井だって感じるポイントがいまいちはっきり掴めてないですなぁ。
綺麗で端正で、結構旨味があるけど甘みが立つわけじゃなくて、香りは穏やかで華やかじゃなくって、五百万石ほど米の粉の感じというかフラットさがなくてちょっとはつややか、みたいに長々と説明したくなる感じ。なんかこうビシっと、これが松山三井の味じゃってならない。好きなんだけどなぁ、このお米のお酒。




南 特別純米 無濾過生 24BY
有限会社南酒造場
精米歩合 松山三井 60%
酸度 1.8
アミノ酸度 1.4
日本酒度 +8.0

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