2013年3月8日金曜日

喜久醉 特別本醸造 生 24BY

冬は喜久醉のお楽しみが2回ありまして。1回目はしぼりたて、そして2回目がこれ、特別本醸造の生。

いやー、つるっとなまなまなまなまって感じ。
いつものよりちょっと濃くてちょっと苦くてちょっと甘くててすごくフレッシュ。ちょっとにがめの爽やか柑橘系を食べたあとといいますか。でも例年よりは濃さと甘さが控えめでさっぱりかな。

旨いことは例年疑いようがないんですが、普段の喜久醉ファンとしてはちと強いんですよね。濃い目のお酒が好きな奥さんは、冬の生酒二連発は至高のお酒なんですけど、僕は濃すぎるんですよ。旨いけど量を飲めないとそれはそれで評価が下がりますから。まぁ、普段のは月に何本買ってんだって話ですけど。

でも今年はいいなぁ。強さじゃない生感。奥さんはちょっと物足りないと言っとりますが。

シラスのアヒージョとあわせる。オイルをほどよく流して素敵。いつもの喜久醉のように飲める。



二日目。軽やかなまま。というか、普段の喜久醉と変わらない飲み心地。でも舌触りがほんのりつややかで色気がある。



三日目。冷え冷えだと恐ろしいほどの綺麗さ。例年の濃ゆさはホント何処へ?昔の墨廼江を思い出すなぁ、この佇まい。でも味はちょっと変わってきて若い瓜。奥さんはスイカと。そこまで甘くないと思うけどなぁ。


しかしブレない。普段の喜久醉はもちろんそうなんだけど、生でもブレない。とにかく安定感がすばらしい。温度による変化も抜栓後の変化もとても少ない。正確には味は変わってるんだけど、受ける印象が変わらない。だから何時飲んでもいつもの安心と信頼のハイクオリティ。

でもまぁそれは悪く言えば色気はない酒とも言えるんですけど、生だとほんのりあったりするからこれまたいやらしいなぁ、もう。

安定感といえば、喜久醉って何時BYが切り替わったのか毎年わからない。多分飲んでない月はないはずだけど、全く気づかない。っていうかまぁ安心して飲んでるから考えてもないっちゃそうなんですけど。いやちがうですな、所詮はあーだこーだ言うほどの舌じゃないってだけの話か。いやいや、そんなことないって言いたいから、生じゃない特本も買って飲もう。もう2週間くらい飲んでないし。

まぁほんと、生涯の心の酒やなぁ。






喜久醉 特別本醸造 生 24BY
青島酒造株式会社

取手市 中村酒店さんで購入。

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