芋焼酎を学ぶ、第二回は本格焼酎バー礎さんです。
八千代伝酒造の健太郎さんに紹介してもらいました。蔵元が、美味しい飲み方を聞くなら僕に聞くよりマスターに聞けばいいと言うほど信頼されてるお店です。
ちなみに写真は撮ってませんので、下手くそな文章のみです。いやん。
八千代伝のひとつき半むろか。ロックで。
無濾過の意味がわかる、粉を吹いたような芋のコクが素晴らしい。
八千代伝の黒のロックをちょっともらう。
なんだこりゃ、家で飲んだ味と全然違う。衝撃。
悟空の眠蔵を少し水をさしてロックで。
柔らかい甘みがしっとりと。
前回のお湯割り水割りとは違って今回はロックの勉強。でもまぁなんで家で飲む味とここまで違うんだろう。
秘密を伺うと、まずは氷。ミネラル分が多いと焼酎の味が引き立つそうです。前割水は別だそうですけど。
次に香り。これは健太郎さんからも教えてもらってたんですが、焼酎は成分のなかの0.1%とかしか旨味成分は含んでないんですね。じゃあなんであんなに豊潤な味わいなんだと。それが香りなんだそうです。だから、ストレートで注いで、ちょっと時間をおいて香りを溜めておくことが大事なんだと。
先日龍宮の蔵和水をボウルが大きなワイングラスで飲んだらすごく良かったんですね。だから香りを重視するのは当たり前に正しいんです。
お湯割りでアツアツにバシャって入れると香りが飛んじゃうからダメなわけで。温かくても冷たくても気をつけることは同じなんですね。温かい時は香りを飛ばさぬように、冷たい時は香りを立たせるようにってことで。
まぁこう書いてみると至極当たり前のことなんです。でもまぁそれを実践するための技術がお酒の本来の美味しさを引き出すわけですから、ほんととってもためになりました。
他にも黒じょかの使い方とか、興味深いことを色々教えて頂きました。背景とか歴史とか作法とか、知らなくても美味しいお酒は美味しいんですけど、知ってたらなお美味いということです。
そしてこちらのマスターも、好きなように飲んだらいいと、決めつけるのが一番だめだとおっしゃいます。初めての銘柄は、常温ストレートで少し注ぎ、香りを溜めてから味見をして、次の飲み方を想像すればよいと。
数日の間に色々な銘柄の芋焼酎を飲んできましたけど、日常のものから限定ものまでみんな美味しい。不思議なことにまずいと思ったことがない。
マスター曰く、鹿児島には今112の焼酎蔵があって、どこの杜氏さんもこれが美味いって出してるわけだから美味しくないものなんてないと。でも、飲み手一人ひとりに好みはあるから、飲み方含めてそれを探していけばいいんですと。
2014/11/22追記
再訪した際に、蔵は112だけど代表銘柄は104とご指摘頂きました。
このところ日本酒中心になってましたけど、また焼酎ブーム再燃でございます。
本格焼酎バー 礎
鹿児島県鹿児島市山之口町8-34 鹿児島第一ビル5F
099-227-0125
2014/11/22追記
現在は、以下に移転されています。
鹿児島県鹿児島市千日町6-1フラワービル4F
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