この時期に飲むのはまた違うんだろうなぁと思いつつ。
冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。
立ち上るのは美田香。+フレッシュですなー。
なめらかな口当たり、華やぐ香り、たっぷりの旨み。舌ではじゅわっとピチピチが沸き立つ。
後味は吟醸香を残し、いつまでもあの美田ですという香りが余韻になる。
味の主体は、オレンジのような、甘さと爽やかさが同居した柑橘系の旨みに感じる。昨年はもっと迫力のある吟醸味が主張してたんだけど、今年はなのかこの時期のはなのか、すごく良い意味で控えめな印象を受ける。まぁ前年比というか鳳凰美田比なんで、他の蔵のお酒と比べれば、相変わらずの美田味ですけど。
昨年も書いてます、美味すぎて量を飲めないと。今回は違いますね、軽いわけじゃないし美味さが減ったわけでもなく、ちょっと奥ゆかしくなったんですね。
いやぁ、今年の美田は素晴らしいんじゃなかろうか。個人的に唯一鳳凰美田に物申したかった、美味しさを主張しすぎって点が、このお酒からは感じなくなってる。まぁ感じないは言いすぎですが、バランスが良くなってるということなんでしょう。
美味すぎてバランスが悪いと感じてたんですね。バランス大事です。自分の身長と体重のバランスは壊滅的ですけど、えぇ。
スペアリブ唐揚げと合わせる。
濃厚豚味脂味に負けないのは予想通り。やっぱり脂と美田、中華美田はとても良い相性です。油を流し、溶けこまし、口の中で縦横無尽に活躍してくれます。
ということで、四合瓶とは言え鳳凰美田をさっくり一晩で空けてしまいました。
ほんと、今年の美田はいつも以上に期待しちゃいます。
鳳凰美田 純米吟醸 無濾過かすみ本生 初しぼり 25BY
小林酒造株式会社
精米歩合 五百万石 55%
アルコール度数 16度以上17度未満
取手市 中村酒店さんで購入。
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