のみすぎまんた: 美丈夫純米大吟醸うすにごり舞 25BY

2014年3月7日金曜日

美丈夫純米大吟醸うすにごり舞 25BY

我が家の発泡にごりの定番は美丈夫の純米吟醸なのですが、昨年から純米大吟醸もラインナップに加わってくれました。

昨年の記事：
美丈夫純米大吟醸うすにごり舞 24BY

今年の純米大吟醸はかなり軽いよとの話を酒屋さんの女将さんから聞いていましたので、さてさてどんな塩梅なのかと楽しみなのです。

冷蔵庫で良く冷やして開栓。ちゃんと冷えきってれば、キツ目の発泡度合いでも吹き出すことはありません。いい加減慣れてきました。

強い香り、メロン。もう、メロンソーダとかそんな勢いで香ります。香りの雰囲気は昨年の記憶と大差がない気がします。

口に含むと去年とはうってかわってドライでスッキリ。甘さが立たず、ウリ系の爽やかさが通り抜けます。いやぁ、これはまたビックリのさっぱり感。

味わいは明らかにドライで甘みが少ないのですが、飲み進めた感覚が純米吟醸と差があまりない気がします。去年は舌触りとか、結構違ってた印象があったんですけど。

温度が上がってコメの旨みは増しても、甘さは立たず、立ち上がらず。食中酒感は、このドライな感覚は大変心地よいですが、純米大吟醸というランクを期待して買った方は、ちと肩透かしを食らうのではないでしょうか。香りがリッチな分だけ、口の中でスルッとすり抜けていく感じでしょうか。

豚つみれ鍋。
ジューシーな肉汁を絡め取る爽やかさは、ベストマッチとは言わないまでも悪くない。まぁ、このタイプの発泡酒感とのベストマッチは、そもそも何なんだろうかという話ですが。

美味しかったです。食事の最中に飲むには大変心地よかったです。でも、例えて言うなら乾杯に使ったらやや物足りなかったでしょうか。去年のような柔らかな甘みがあった方が、スペック的には分かりやすかったかもしれません。また今年の純米吟醸が甘酸っぱさというかちょっと主張がある酸味が仄かに香った分、どちらかと言うと純米吟醸の方がリッチな印象でもありました。

まぁ純米大吟醸ってキレイだよねって先入観がありますけど、同時に甘みへの期待も字面からあるわけです。発泡系でキレイさを求めると、やや物足りなくなってしまうということなのかもしれません。
十分美味しいんですけど、売り方を考えてしまう一本でございました。

まぁ我が家はそんなことは気にせずさくさく飲んじゃうんだと思いますけど。