仙禽は、お店では何度か飲んだことあるのですが、瓶で買ったことがありませんでした。今ほど人気が出る前に飲んで美味しかったと連呼してたのですが、なかなか買えるお店に出会わないまま今日まで。奥さんはこれが初めての仙禽なのです。
僕もこれまでお店で飲んだお酒のスペックを記憶してませんから、今回は定番というかスタンダードのものから始めるのです。
この無垢という商品は、昨年までは仙禽50として発売されていた定番酒のリニューアル版。精米歩合が50%と書いてありますけど、ネットで調べると麹米は純米大吟醸用の35%精米を使用してるとか。ともあれ、頂いてみます。
冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。
かおりは多分穏やか。ちょっとまだ冷えすぎててわからない。
口にふくむと思ったより甘みが少ない。柔らかい酸味がすーと続く。甘酸っぱいまでにはならないけど、心地よい爽やかさを演出する酸がある。
昔、多分4年くらい前に飲んだ時は、スペックの違いはあるんでしょうけど、もっと華やかに香り、ねっとりとした厚みの味わいだった記憶があります。同時に、その独特の酸味が個性的で、その後甘酸っぱい日本酒と呼ばれるようになったわけですが、今回のはその時ほども酸味に独特感はない印象です。まぁ最近甘酸っぱい系のお酒も増えてきましたから、味わうこちらの舌が慣れてるという気もしますけど。
山菜天ぷら。
油を切る酸味は好印象の相性です。栃木のお酒って、どうしても海のものより山のものと合わせたくなるのですが、肉派と野菜派と川魚派のどれかなーって当てはめたくなるのです。(逆に言えば、普段は日本酒ってまず海のものに合わせたくなってるんですね)
仙禽は圧倒的に野菜の印象。クリアで澄んだ酸味は、この味を中心に何かに染み入らせたくなるのです。
ヌタ、独活、筍、ホタルイカ。
油がない分だけ、こっちのほうがクリアにまとまる。特に筍との相性は良いですなぁ。
やっぱり野菜がうまいなぁ。
…
温度が上がると、濃密な吟醸香が湧いてきます。でも味わいが堅苦しくないというか、軽やかで品があるまま美しい。
他のスペックも試していきたいと思った次第なのです。
仙禽 無垢 25BY
株式会社せんきん
精米歩合 50%
アルコール度数 17度
下妻市 すずき酒店さんで購入。
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