2013年1月27日日曜日

鳳凰美田 純米吟醸 生酒 発泡にごり 24BY

忘れた頃にやってきた愛すべき濁り。鳳凰美田の発泡にごり。
いつもなら年が明ける前に飲んでた気もしますけど、今年は遅めだとか。


そのせいなのはわかりませんが、例年よりちょっと発泡感が少ない。毎度開けるときに苦労してたのですが、今回はわりとすんなり開けられましたし。覚えてますよ、数年前のこと。約半分が吹き出しましたから。
かわりにクリーミーさが増量でしょうか。トロトロ舌の上でとろけます。

発泡にごりですから、購入後ちゃんと冷蔵庫でおとなしくしてからスタート。

香りは美田。いつもの美田。でも濁りだからかなり控えめ。ふわふわと吟醸香が誘う感じ。日本酒に慣れてない人に出したら、何このいい匂い、どこから出てるの?ってなるような、ほんのり甘みの誘い水。

でも舌触りの甘みは美田のイメージより控えめ。喉に通す最後まで、もう少し甘くなるんじゃないかと思いながら終わる。これこそ五百万石のフラットさ。五百万石の粉っぽさがクリーミーさの正体ですねぇ。

でも、甘さのかわりに安心の美田のコク。吟醸香というよりも、この香りを抱き込んだ吟醸味。

栃木県は佐野市に、サンタルチアさんという非常に美味しいイタリアンジェラートのお店があるのですが、そこの名品が酒粕のジェラート。鳳凰美田の酒粕で作られた酒粕のシャーベットなんですが、まさにそれを食べてるみたい。
まぁジェラートを食べて、お酒飲んでるみたいって言うのが順番として正しいんでしょうけど、逆が成立するってそれはそれで結構すごいんじゃないかと。っていうか、誰にとってすごいのかどうなのか、まぁよくわかりませんけど。

旨すぎて温度の変化を楽しむ前に完飲。まぁこれは温度が上がらないうちにさくっとのむがよろし。

やっぱりこのお酒は、発泡にごりの最高峰ですなぁ。






鳳凰美田 純米吟醸 生酒 発泡にごり 24BY
小林酒造株式会社
精米歩合 五百万石 55%

取手市 中村酒店さんで購入。

0 件のコメント:

コメントを投稿