2013年1月31日木曜日

磯自慢 本醸造 しぼりたて生貯蔵酒 24BY、二本買えることはあまりない

大晦日に買って新年早々に飲んだ磯自慢のしぼりたて本醸造。

実はあの時二本分けてもらえました。お一人様一本までだから、夫婦で二本までいいですよって言ってもらえて。なんのご褒美ですかこれって感じでして、他のお客さんに悪いなぁと思いながらも二本頂いて来ました。

せっかくの二本目、ちょっといじめようかなって思いまして、玄関に放置すること一ヶ月。まぁ玄関の温度が一桁を超えることなんてありませんから、単なる冷暗所での保管なんですけどね。我が家では冷蔵庫に入れないといじめてる気分になりますので。


香りには乳酸、檜のかおりが追加されて、吟醸香の質がちょっと変わったみたい。

アタック優しくほんのりメロン。プリンスメロンくらいかな。一回目に温度を上げていったときにでる旨味が最初からあるけど、冷えてる分だけ繊細な味。

舌の上で転がすと旨みがじわじわと湧いてくる。カドが無い。旨味が軽いといえば聞こえは悪いのだけど、軽さ故の綺麗さ。スルスルと喉に落ちる、至高の常飲酒。でも手に入らないから常飲できないけど。

それにしてもこれは飽きない、だれない。とにかく盃が進む。気がつくとなくなってる。

そして温度が変わっても変化が殆ど無い。つまり一回目に飲んだときはまだ若かったということでしょうかね。



開けて二日目、香りが濃くなる。その割に端正な味わいはそのまま、ダレてないし綺麗なまま。

鶏ささみの燻製を合わせる。旨味の軽さを補う相方になる。多分魚の干物でもいいんだろうな。旨味が乗った肴でグビリと飲むってのが、特に相性いんでしょうね。


吟醸香やコメの旨味なんかは、確かに実際の吟醸酒よりは軽いけど、じゃあ吟醸酒レベルじゃないのかと聞かれれば、そんなことないクオリティ。これで2000円切るって脱帽。

でも吟醸酒のように一杯をしみじみ味わうというより、好きなだけカパカパ飲みなよって注がれて空ける酒。上質な食中酒であり、日々飲んで疲れず飽きず。いや、日々飲んでみたいものです。






磯自慢 本醸造 しぼりたて生貯蔵酒 24BY
磯自慢酒造株式会社
精米歩合 山田錦/アキヒカリ 65%
酸度 1.25
日本酒度 +4から+5

焼津市 仲野酒店さんで購入

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