2013年4月23日火曜日

墨廼江 純米吟醸 八反錦 24BY

すっかり購入するのを忘れて、危うく逃すとこでした。人気の八反。

冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

墨廼江らしく、八反錦の吟醸でもそんなに強くは香らない。佇む程度の奥ゆかしい香りがほんのりと。

口に含むと、まだ冷えすぎてて酸味が強い。けど墨廼江らしさはちゃんとわかる。
温度が上がると旨味が湧く。八反らしいクリアな感じが爽やかのバックボーンですな。

今まで八反錦の特徴は、固いって印象だったんですけど、こうやって実際に文字にしてみるとなんか違う。表面がツルっとしてる感じで、そのために喉越しがいい。けどしっかりとした旨味も香りもある。ツルっとしてるって感じを固いイメージにしてたのかな。旨味も酸味をバランスよく立ち上がるから、固いって感じじゃなかった。ただ全体的に荒ぶらないというか折り目の正しい印象が強い。ということで、クリアな感じと言うべきなのかなと思った次第で。

その意味では、味自体の印象って結構薄いんですよね。これまでの固いってイメージも直接的な味の記憶じゃないしなぁ。最後にちょっと癖のある苦味が走るのがちょっとした特徴かな。


鯛の昆布締めの炙りと合わせる。旬の鯛の脂と混じりコクが複雑な旨味に。皮目の香ばしさが香りを補うというか引っ張りだす。



翌日。冷たいせいもあるんだけど、妙に苦味が気になる。温度が上がってきてもなんか引っかかる。

墨廼江といてばエアレーターとの相性がとても良い。ということでエアレーション。良いですなぁ。喉に刺さった棘が抜けた。

エアレーションして丸みを帯びても、さらに温度が上がってきても、綺麗な酒質は変わらない。これは八反錦のおかげなのか、やっぱり墨廼江が偉大なのか、どっちにしても墨廼江と八反錦の相性はいいですなぁ。







墨廼江 純米吟醸 八反錦 24BY
墨廼江酒造株式会社
精米歩合 八反錦 55%

取手市 中村酒店さんで購入。

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