2013年4月17日水曜日

信濃鶴 純米 しぼりたて無濾過生酒 BY24

名前は知ってたけど飲んだことなかった信濃鶴。濃厚でいいよーってオススメ頂いたので初飲みです。

冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

開けた途端香る。濃厚な米の香り。香りからもう濃いのがわかる。あれですよ、雰囲気があるってやつですよ。

口に含むと味より先に香りが口の中を満たす。濃厚な甘味。かなり甘いんだけど、甘みの質が今まで飲んだお酒とはちょっと違う。あーなんだろうなー、原種の酸っぱいドライマンゴーとか。奥にほんのりと苦味。チョコとかコーヒーともちょっと違う。あー、これも出てこない。もどかしいなぁ。
そして少しピリッと。

純米だけと、吟醸香、吟醸香の味がする。



3日目、枯れた美田、先日の芳みたいな風情。香りも味も。あれほど太くないけど。

純米とは思えない吟醸味が開けたてより強くなる。舌に残る米の甘みとほろ苦。ピリッとほんのり生酒らしさもまだありつつ。
カラメルのような甘さとコクなんだけど、砂糖と違って最後はスッキリ。キレとはまた違う艶やかさ。これは端正とか角が立ってるとかそういう感じでもなくて、漆を掛けたみたいな艶やかさと言ったらいいのか。そう、濃厚でも透明感があるまま。



7日目、米のツルツル感が強くて感じる。吟醸味も強くなってる。さすがに刺激はなくなってきた。
温度が上がるとミルキー。ツヤって感じから、ぷるって感じになる。米味たっぷりのゼリーとでも言いましょうか。
そしてこの手合いの味によくある苦味が非常に少ない。最後まで完成度が高かった。


食中酒としてのむには旨味が強すぎるという意味で、我が家ではそれほど買わないでしょうけど、お店で見たら確実に飲みたくなる銘柄でございます。
いや、開けてからの変化も楽しいから、むしろ一升瓶で買ってゆるゆると飲めばいいのかな。まぁ冷蔵庫と相談ですけど。





信濃鶴 純米 しぼりたて無濾過生酒 BY24
酒造株式会社 長生社
長野県駒ヶ根市赤須東10-31

水戸市 地酒蔵きなせさんで購入。

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