2013年4月29日月曜日

太平海 純米 おりがらみ 24BY

私的五百万石酒の代表選手、太平海。12月の本醸造の次は純米です。


冷蔵庫から出して一時間くらい、温度を戻しておきました。

キンキンに冷えてないから、これまでの印象よりよく香る。あの五百万石ならではの穏やかな香り。

口に含むと、おりがらみの分だけいつもより甘さが立つ。
五百万石のお酒、特に太平海は、お米の粉々しい感じがとても好きで、褒め言葉として粉っぽいって表現を使うんですね、僕は。ところが、おりが絡んで本当に粉っぽくなったら、むしろ艷やかな印象になるという面白さ。
フラットとかマットっていう印象じゃなくて、口の中で味の起伏が出てくるし。

温度を少しずつ上げていくと、花冷えくらいで最も艷やか、涼冷えくらいで最も濃厚。味わうなら涼冷えくらいが一番好みでした。奥さんは温度が上がり過ぎると単調になるってぼやいてましたけど。
おりがらみ系は、どうしても温度が上がり過ぎるともっさりしちゃうからなぁ。



間を置いて三日目。
冷蔵庫から出してすぐ、かなり冷えてるままでも旨味が増してて濃厚。かなりしっかり冷やして飲む前提なら、結構日持ちがする上に旨味も持続しそう。まぁそもそも、おりがらみタイプは温度が上がるとダレ易い傾向があるし、こういう飲み方がいいんだろう。

しかし、空気に触れてこういう濃厚さが出てくるならエアレーターを試したい。でもなぁおりがらみだとちょっと躊躇してしまう。

まぁまた来年のお楽しみです。





そういえば、これ3月製造の4月出荷なんだ。蔵のHPには2月出荷ってなってるから遅れてるんですねぇ。っていうか去年もそんな話をした気がする。


太平海 純米 おりがらみ 24BY
府中誉株式会社
精米歩合 五百万石 55%

取手市 中村酒店さんで購入。

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