2013年5月23日木曜日

秋鹿 純米吟醸生酒 24BY

我が家の2013年の夏酒は、秋鹿でスタートです。

夏酒、ここ数年で本格的に火が付いて、いろいろな蔵元が並ぶようになった気がしますが、私的には7,8年前(だと思う)に石鎚の夏吟に出会ったのが始まり。

コンセプトとして面白いなと思い、当時は冷卸よりも楽しかったものです。今では種類も増えてきたので、新酒、冷卸とならぶ季節の風物詩として定着しましたけど。

以前は「夏吟」というイメージで、辛口さっぱり、でも爽やか華やか吟醸ってスタイルが主流だったと思いますが、最近は「夏の生酒」というのも夏酒のスタイルなんですね。名門酒会が謳ってるからかな?

この秋鹿も名門酒会の一本です。この場合、夏吟も夏生も両方なんですけど。


ということで、夏に飲むのにふさわしく冷蔵庫から出しての冷や冷やで開栓。

吟醸香はさほどでもなく、口に含むと秋鹿の味わい。でもいつも程の濃厚さはなくさらりと。
米味は十分なのに後味スッキリという、まさに夏酒ですなー。

奥さん的には、スッキリしすぎて物足りないと。まぁ秋鹿の酒質を考えると、そもそも夏酒向きじゃないというのも一理あるなと。
逆に言えば、こんなふうに万人受けしそうな秋鹿もまた面白いと言えますが。

名門酒会の秋鹿は、普通?の秋鹿に比べて元々さっぱりしてると思うんですよね。だからガッツリ秋鹿を期待して飲むとちょっと肩透かしをくらうんですが、酸が立ちすぎず、バランス重視なので、みんなに奨められる秋鹿入門酒といえるのかもしれません。うーん、でもこれだと秋鹿のインパクトを伝えるには物足りないから、むしろ秋鹿を知ってる人が爽やかさを楽しむ秋鹿上級酒なのか。

まぁ入門でも上級でもどっちでもいいんですが、豊潤辛口+酸の絶妙な味わいはやっぱり秋鹿ならではでございました。




秋鹿 純米吟醸生酒 24BY
秋鹿酒造有限会社
精米歩合 山田錦 60%


つくば市 たがみ酒店さんで購入。

0 件のコメント:

コメントを投稿