2013年5月7日火曜日

宙狐 かすみ純米 生原酒 24BY

二回目の宙狐です。そして初めての新酒。

前回飲んだ時に印象に残ってたから再飲したいなぁと思ってたんですよね。そしたら中村酒店さんが取り扱いを始めるという素晴らしいタイミング。


冷蔵庫から出してちょっと置いてから開栓。まぁまだ十分冷たいですけど。

直接はそれほど香らないけど、口に含むと弾ける香り。爽やかな酸味はなんの香りだろう。果物っぽい生々しさがあるんだけどな、なんだろ。

味わいは結構強く若々しい。ちょっと独特の酸が全体を引き締めて、甘みがあるのに先に立たない。この一癖ある感じが、前回飲んだときに印象を残した部分なんですけど、山廃じゃなくなっても味の根幹は同じようにあるのがわかるですよ。

余韻は長く舌の上にじわっと残る。だけど雑味と感じる部分はなく、旨味の一部になってて複雑な味わい。

おりがらみということもあるけど、温度が上がるとコメっぽさが強くなり癖が消える。よく言えばお米の旨味たっぷりなんだけど、ちょっとマンネリ化してくる。奥さんいわく、単に美味しい酒になっちゃったと。確かに。

冷たいうちは果実感が強いんだけどな。あぁ、わかんなかった果物系の味は、プラムとかかな。甘さが全面に出ないから桃系ではあるけどもっとキリリとしてる。


山廃のときは常温が一番美味しかったんですけど、やっぱりおりがらみは温度が上がりすぎない程度で飲まないといけないですな。そして一晩置いてダレないことを祈るですよ。




二日目。キンキンに冷えててもよく香る。

美味いなぁ。大丈夫、全然ダレてない。ただ、冷え過ぎのせいで旨味も少しもの足りない。あと冷たさからくる苦味もほんのり。

昨日は温度が上がると特徴が消えていってたんだけども、今日は酸の残り方が妙に美味い。
山廃は常温が美味かったんだけど、常温とは言わないまでもそれなりに温度が上がって来てからのほうがうまい。


初日は、温度が上がると個性がオリのお米に負けてた。
翌日は、温度が上がってもあのちょっと独特の酸味が立ってた。

ということでつまりは空気に触れさせたほうがいいってことなのかな。おりがらみじゃなきゃエアレーター銘柄ってことでしょうかね。
いや、おりがらみでもエアレーター使えばいいんですけど、なんか洗うの面倒くさくなりそうとか思ってやらないんですよね。多分気にしなくてもいいんですけど。

なんだかんだ言っても二日で完飲ですから、今後も追いかける良い銘柄でございました。








宙狐 かすみ純米 生原酒 24BY
有限会社 田中酒造常
精米歩合 60%


取手市 中村酒店さんで購入。

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